Snow Man「ブラザービート」、関ジャニ∞「関風ファイティング」……ジャニーズ×チャイニーズテイストの楽曲はなぜ人気?

 Snow Manの6thシングル曲で9人が主演を務める映画『おそ松さん』の主題歌でもある「ブラザービート」が大躍進中だ。楽曲と映画のヒットに加え、楽曲のフレーズとダンスがSNSで大きな盛り上がりを見せている。

「イーアルサンスー」が頭から離れない人が続出!SNSで大バズり中

Snow Man「ブラザービート」Music Video

 映画の公開と楽曲リリースのタイミングに合わせYouTube、Twitter、Instagram、TikTokとあらゆるプラットフォームを効果的に使い、リアルタイムで情報を発信することで、ファンを巻き込みながらPR展開を行ったSnow Man。これまでもそれぞれのSNSの特性を活かした方法での情報発信を行ってきた。TikTokにおいては5thシングル曲「Secret Touch」のリリース時に楽曲に合わせてスライドショーを作ることができる「スノタッチ」が話題になり、多くの著名人も参加しオリジナルのスライドショーを投稿するなど大きなムーブメントを起こした。

 今回も映画『おそ松さん』公式アカウントよりメンバーによる振り付け動画が公開されているのだが、前回までとは少し違った注目のされ方も生まれた。9人がリリースに合わせて様々な歌番組に出演しパフォーマンスを行う中で、深澤辰哉のパートの歌詞〈イーアルサンスー〉のフレーズが一度聴いたら頭から離れなくなったという人が続出。さらにカンフースタイルの振り付けも話題となり、TikTokに「#イーアルサンスー」「#ブラザービート踊ってみた」などハッシュタグをつけ、ダンス動画を投稿する人たちが続出し、目下大バズり中である。

 彼らのファンだけに留まらず、カップルや友人同士、家族など実に様々な層から投稿されていることからも、世代を問わず多くの人たちが注目していることがわかる。「イーアルサンスー」は中国語で「1.2.3.4」の意味だが深澤はこのフレーズをラップ調で歌っている。独特な歌い回しで印象を残し、さらに繰り返すことで耳に残りやすくなっていたのではないだろうか。またカンフースタイルのダンスも新鮮で覚えやすく、“踊ってみたい”という人が続出した理由であるように思う。実際に踊ってみると片足で重心を取るのが難しく、軽やかに踊る9人のポテンシャルの高さを実感できる。

 そして数々のヒット曲を送り出すジャニーズアーティストの中には「ブラザービート」のように中国語や中国にまつわる要素を取り入れた楽曲がいくつか存在している。

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