BE:FIRST、抜群のキャッチーさでバイラルチャート急上昇 聴き手と想いを共有していく真髄が発揮された1曲に
参照:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest
Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(3月31日公開:3月24日~3月30日集計分)のTOP10は以下の通り。
1位:4★TOWN(『私ときどきレッサーパンダ』より)Jordan Fisher, Finneas O’Connell, Josh Levi, Topher Ngo, Grayson Villanueva「Nobody Like U」
2位:蝋梅学園中等部1年3組「はじまりのセツナ」
3位:BE:FIRST「Bye-Good-Bye」
4位:Klang Ruler「タイミング ~Timing~」
5位:TAEIL「Starlight」
6位:AnnenMayKantereit, Giant Rooks「Tom’s Diner」
7位:O.A.KLAY「Cinema (feat. Memento Mori & 武蔵)」
8位:JIHYO「Stardust love song」
9位:NMIXX「O.O」
10位:Anitta「Envolver」
今週は3位にランクインしたBE:FIRST「Bye-Good-Bye」を取り上げる。
彼らの最初の音源は、2021年8月にデジタルリリースされたプレデビューシングル曲「Shining One」。各音楽配信サービスでリアルタイムランキング1位、オリコン週間デジタルシングルランキング並びに同週間ストリーミングランキングで1位、Billboard Japan Download Songsで1位、Billboard Japan 動画再生回数ランキング1位など、デビュー前から鮮やかなスタートダッシュを見せ、グループのポテンシャルを印象づけた。またデビュー前から、グループの公式ファンネーム「BESTY」を発表したり、デビュー直後に全国五大都市でファンミーティングを行うなど、ファンとの“共有”を大事にしていることに加え、グループ名や公式ファンネームの由来をしっかり説明することで、ファンとの“共有”が“BE:FIRSTというストーリー”を作り出すことに成功している。このスキームは、日本におけるファンクラブの新たなモデルケースとして注目するべき点だと思う。国外では珍しくなくなってきたパターンだが、日本でこの形を実践し、成果を収めているという功績は非常に大きい。
3月7日にデジタルリリースされた「Bye-Good-Bye」は、3月16日付のBillboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”で初登場1位となった他、同ストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で自身初となる2週連続1位を獲得している。Spotifyバイラルチャートでは、3月28日のデイリーチャートに初登場して以降、上位をキープ。バイラルウィークリーチャートでも3位にランクインした。彼らのオフィシャルYouTubeで3月7日に公開された同曲のMVは、4月上旬現在、1500万回再生に迫る勢い。彼らのオフィシャルYouTubeのチャンネル登録者数が約46万人であることを考えれば、ファン以外の層からも注目度が高いことが伺える。