秋元真夏、山下美月が定着させた乃木坂46の“あざといキャラ” 柴田柚菜、田村真佑、一ノ瀬美空が後継者に
乃木坂46における、あざといキャラを継承するメンバーが5期生に現れた。3月13日放送『乃木坂工事中』(テレビ東京系)での企画「5期生 PR大作戦」で、憧れのメンバーに秋元真夏、山下美月を挙げた一ノ瀬美空だ。
乃木坂46の1期生として、初めてのあざといキャラを確立したレジェンド・秋元真夏。3月15日に開催された『乃木坂46の「の」 presents 「の」フェス』では、最新版の「あざとい選抜」が発表になり、その副題「〜ただし秋元真夏は除く〜」が示すように、もはや秋元の存在は殿堂入りと化している。秋元のあざとさが始めてフィーチャーされたのは、白石麻衣の“黒石さん”を発動させたことでも有名な『乃木坂工事中』の前身番組『乃木坂って、どこ?』の「秋元真夏は腹黒い裁判」にて。必殺技は「あなたのハートにズッキュン」。肩出し衣装は標準装備で、得意技は鼻クリーム。家にはファンを喜ばせるためのコスプレ衣装を所持している。昨年3月29日に開催された『乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~1期生ライブ~』では、齋藤飛鳥のプロデュースで猫の着ぐるみを着て猫語で「Out of the blue」を歌唱。現時点で、秋元真夏の歴史におけるあざとい(と笑い)のハイライトは間違いなくこの瞬間だった。
先述した「あざとい選抜」で、貫禄のセンターを飾ったのが山下美月。早くから『乃木坂工事中』で小悪魔キャラを滲ませていた山下は、そこから女優業においてもあざといキャラを確立させていく。主演の一人を演じた『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』(テレビ東京系)、さらにギアを一段上げた『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)では、妻を持つ教師を惑わす女子大生にして不倫相手役を好演。そして、一般層にも山下のあざといキャラをリーチさせたのが『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)内の『あざと連ドラ』への出演である。
番組改編によって4月から『あざとくて何が悪いの?』が毎週日曜23時55分という『乃木坂工事中』の真裏の時間帯に移動することで、山下は今後『あざとくて何が悪いの?』には出られなくなる。土曜放送の最終回には山下が一旦のラスト出演。山下の生々しい「キュンとくるあざとい男」エピソードに対して、田中みな実と弘中綾香のMC陣、ゲストの内田篤人からアドバイスを受ける展開で土曜レギュラー回はフィニッシュとなった。
山下は『あざとくて何が悪いの?』だけでなく、『神酒クリニックで乾杯を』(BSテレ東)で共演した松本まりかからも慕われており、乃木坂46におけるあざとさだけでなく、田中や松本といった“あざと女王”からも継承した“ハイブリッド”と言える。「あざとい選抜」ぶっちぎりの1位についてのコメントでも、「“あざとくて何が悪いの?”って感じで頑張ろうと思います」としっかり決めにいくところは流石だ。ちなみに、秋元の2nd写真集『しあわせにしたい』、山下の1st写真集『忘れられない人』はともにあざとさが爆発した名作。個人的にはザクロにかぶりつく山下のカットをベストに挙げたい。