Snow Man 宮舘涼太の面白さの深みにハマる人続出中 誕生日を機に伝えたい“舘様ワールド”の魅力

 3月4日、11日に放送された番組『魔女のイチゲキ!世界たとえコトバ辞典』(NHK BSプレミアム)でSnow Man 宮舘涼太の奮闘ぶりを見ることができた。

 この番組は「レギュラー番組への道」という全国のテレビ番組制作者たちが「レギュラー番組化」を目指して腕を競うやや尖った開発番組のための枠で放送されたもの。いわば「たとえ言葉大喜利」のような番組で、宮舘が芸人さながらの奮闘ぶりを見せたのだ。いや、言った手前ではあるが「奮闘」とは少し違うのかもしれない。彼は特に「ウケよう」とはしていない。けれど、なんだかジワジワ、面白くなってくる。そんな魅力を持っている人だ。グループをあげて、そして本人も長年発信し続けている貴族感溢れる品格ある振る舞い=「ロイヤル」という自らの魅力を表現する例え言葉こそが、きっと彼の「面白さ」の秘密なのである。

 実際、番組の3月4日放送回では宮舘の独特な世界観に共演者がみな引き込まれ、なんとも言えない「異空間」がうまれた。そこで宮舘が放った「いいんですよ、いらっしゃい」という一言。この宮舘の一撃で共演者を完全に自分の世界に引き込んでしまった。こんな風に、説明しようとすればするほど、伝わらないのではないかと思うほど、彼の持つ「面白さ」の深みは彼でしか表現できない。

 この番組の司会も、メンバーの佐久間大介と隔週交互に出演している『ラヴィット!』(TBS系)の司会も麒麟の川島明であるが、川島と宮舘の相性は漫才コンビのようにとても心地良い。宮舘のポリシーである「ロイヤル」を保った気品溢れるボケにかけられる川島の優しいツッコミは、朝にも夜にもフィットする。

 Snow Manがデビューし、露出が増えた今だからこそ「舘様(宮舘の愛称)という面白い人がいる」という空気になりつつあるが、彼はずっと面白い人だった。あるいはお茶目な人と言ったほうが正しいかもしれない。グループのYouTubeチャンネルにアップされている動画の数々では宮舘の茶目っ気が味わえる。だから今は、彼が静かに育てていた魅力が花開いているように思える。宮舘ワールドは独特な異空間でありながらも、その面白さは誰も傷つけない、優しいものであるからこそ、みなが引き込まれてしまうのかもしれない。

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