『コーチェラ』はノーマスクでもOK? 2022年は海外フェス復活の年になるか、各国の動向を探る
現地6月22日〜26日の期間、イギリスはWorthy Farmにて開催される『Glastonbury Festival』も第1弾ラインアップが発表され、ビリー・アイリッシュ、ポール・マッカートニー、ケンドリック・ラマーをトリに据え、ダイアナ・ロス、オリヴィア・ロドリゴ、Pet Shop Boys、Noel Gallagher's High Flying Birdsといったビッグネームが顔を揃える。現時点でフェス側からコロナに関するガイドラインなどは発表されていないが、イギリスは2月末に隔離制限を含む法的規制を撤廃(※5)。ウィズコロナを前面に押し出したこの方針もあり、音楽フェスやライブを取り巻く様相も大きく変化しているようだ。なお、同じく6月には『Download Festival』(KISS、Iron Maiden、Biffy Clyroら)、『Isle of Wight Festival』(ルイス・キャパルディ、KASABIAN、Museら)が、8月には『Reading & Leeds Festival』(DAVE、Arctic Monkeys、Rage Against the Machineら)も控えていることから、イギリスでは本格的にフェス復活を告げるカウントダウンが始まっていると言えるだろう。
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これら各国の状況とフェス側のステートメントのほかにも、入国制限の緩和や世界情勢にも目を配っておく必要がある。例え海外のフェスには行けずとも、アーティストらの来日の可否やそれに伴うスケジュールに大きな影響が出る可能性があるためだ。昨年11〜12月にかけてKing Crimsonが日本ツアーを開催したのも記憶に新しいが、3〜4月にはIL DIVO、5月にはロバート・グラスパー、9月にはThe Ventures、11月にはアヴリル・ラヴィーンとジャスティン・ビーバーの来日公演も決まっており、コロナの状況にもよるが海外アーティストらのライブを楽しむ機会も今後増えていくはず。世界と足並みを揃えるような意気込みも感じる『フジロック』『サマソニ』の姿勢も理解しながら、海外フェスがそれぞれどのような進展を見せるか追いかけていきたい。
※1:https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031101148&g=pol
※2:https://www.coachella.com/rules
※3:https://pitchfork.com/thepitch/coachellas-plan-to-lift-covid-19-rules-worries-health-experts/
※4:https://www.sxsw.com/covid19-guidelines/
※5:https://www.bbc.com/japanese/60460931