石田ゆり子=lilyに癒されるリスナー続出? 大橋トリオプロデュース曲に滲み出る独自の感性

 女優の石田ゆり子がlilyとしてアーティストデビュー。彼女が大好きなアーティストだという大橋トリオのプロデュースで、デジタルシングル「うたかた」をリリース。人気女優の新たな挑戦が話題になっている。ゆったりとして落ち着きがありながら、どこか遊び心に溢れたサウンド。気負いのないナチュラルなウィスパーボーカル。そして石田のライフスタイルを感じさせる等身大の歌詞。大型新人lilyが歌う「うたかた」の魅力とは?

 透明感のある清楚なルックスで、女優・モデルなど多彩に活躍する石田ゆり子。人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』では新垣結衣が演じた主人公・みくりの叔母“百合ちゃん”を好演、放送中の『妻、小学生になる。』(共にTBS系)では、小学生に転生して夫の前に現れる主人公の亡妻・貴恵を演じている。アフラックやMEGA BIGなどのCMにも出演し、テレビで観ない日はない。またモデルとして多数の大人の女性向けファッション誌で表紙を飾り、女性が憧れる理想の大人の女性として高い人気を誇る。

 石田は、音楽シーンとは無縁ではない。2020年にリリースされたDJ和『ミリオンデイズ〜あの日のわたしと、歌え。〜 mixed by DJ和』のジャケット写真に抜擢。同作には、中山美穂&WANDS「世界中の誰よりきっと」や米米CLUB「君がいるだけで」など、80年代後半〜00年前半のミリオンヒット曲が中心に収録され、同世代の音楽を代表する“顔”となった。同年、山下達郎「蒼氓」「踊ろよ、フィッシュ」(リマスター版)のMVに出演した際には、「蒼氓」の最後で〈La,la.la,la〉と美しい歌声を聴かせていた。また昨年からJ-WAVEで、不定期のラジオ番組『LILY'S TONE』のナビゲーターを務め、2月の放送ではシンガーソングライターのあいみょんをゲストに迎えて音楽談義を繰り広げた。

 2月25日に自身のInstagramで、「じつはひっそりと、音楽活動をスタートさせております…」とファンに報告すると、「デビューおめでとうございます」「知らなかった」など多くのファンが反応(※1)。実は昨年12月に、lilyとして大橋トリオの曲をカバーした1stシングル「MAGIC (feat. ohashiTrio)」をリリースしていた。心地良くスウィングするフレンチジャズのサウンドと、綿あめのように甘くフワフワとしたウィスパーボーカルが秀逸で、寒い冬を暖かくしてくれるような、恋の魔法をテーマにした楽曲だった。

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