“ガルプラ”発 Kep1er、デビュー曲「WA DA DA」が日本でも人気獲得 絶妙なバランスで可愛さとクールさをアピール

 Kep1erが、本日2月28日に放送される『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)に出演する。

 Kep1erは、人気オーディション番組『Girls Planet 999: 少女祭典』から誕生したガールズグループ。同番組は、日本、韓国、中国の3カ国から練習生が参加し、デビューに向けたサバイバルステージを繰り返した。今年1月に1stミニアルバム『FIRST IMPACT』でデビューすると、デビュー12日目でガールズグループ史上最短期間で地上波音楽番組1位を獲得するという記録を成し遂げるほどの支持を集めた。また、その人気は日本にまで影響し、日本のビルボードランキングにおいて数週に渡って上位に食い込むまでの注目株に。『Girls Planet 999』から誕生するグループは番組の性質上、グローバルな人気を獲得することが期待されていただけに、昨今の日本でのブレイクはまさに成功していると言えるのではないだろうか。

 Kep1erは日本人メンバーのヒカル(江崎ひかる)とマシロ(坂本舞白)の2名のほか、中国と韓国出身のメンバーを含めた9人組。中国出身メンバーのシェン・シャオティンは、容姿端麗なだけでなく、番組のシグナルソング「O.O.O (Over&Over&Over)」でCグループ(中国)のセンターも務めた実力者だ。韓国出身メンバーは6人在籍しており、個性派揃い。最終順位1位のキム・チェヒョンは、元SMエンターテインメントの練習生。ヒュニン・バヒエは兄がTOMORROW X TOGETHERのHUENINGKAI(ヒュニン・カイ)であることでも話題を呼んだ。また、CUBEエンターテインメントのガールズグループ CLCに所属しているチェ・ユジンもメンバー入りしたほか、カン・イェソは映画『7番房の奇跡』に出演するなど、子役としてもキャリアのあった人物だ。さらには、「O.O.O (Over&Over&Over)」でKグループ(韓国)のセンターだったキム・ダヨンや、ダンススキルが高く初回放送から安定して人気があったソ・ヨンウンなど、実力派揃い。出身やキャリアがバラバラだが、V LIVEなどの配信やバラエティ番組などでは、仲の良さでも定評のある9人だ。

[Girls Planet 999] ‘O.O.O’ Performance (99인 ver.)

 そんなKep1erのデビュー曲「WA DA DA」がTikTokなどを通じ、日本でも大いに広まっている。これまでのオーディション番組出身のグループの中でも、ここまでデビュー曲が浸透しているのは珍しいだろう。「WA DA DA」は、楽曲のキャッチーさやガールクラッシュ路線が印象的で、そこに王道のアイドルらしさや愛嬌がふんだんに詰め込まれた1曲となっている。同楽曲が大衆性を生んでいるポイントとしては、Bメロでサビの盛り上がりを期待させてから攻撃性の高いサビのサウンドへと繋がるといったキャッチーさの“定番パターン”の存在が大きいだろう。しかしその後ではすぐに、メンバーの愛嬌も交えたキュートな世界観へと一気に切り替わり、飽きさせない構成になっているように感じる。「WA DA DA」を通じてアピールされるKep1erの個性は、可愛さとクールさの両方が、唯一無二のバランスで確立されたもののように思う。

Kep1er 케플러 | ‘WA DA DA’ M/V

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