Kep1er、破竹の勢いでバイラル上位にチャートイン 変化に富んだ楽曲で新たなグローバルグループ代表格となるか

参照:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest

 Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(1月27日公開:1月20日~1月26日集計分)のTOP10は以下の通り。

1位:GOT the beat「Step Back」
2位:Kep1er「WA DA DA」
3位:WOOZI「Ruby」
4位:Muni Long「Hrs and Hrs」
5位:TAEYONG, JENO, HENDERY, YANGYANG, GISELLE「ZOO」
6位:imase「Have a nice day」
7位:ao「you too」
8位:Carolina Gaitán – La Gaita, Mauro Castillo, Adassa, Rhenzy Feliz, Diane Guerrero, Stephanie Beatriz, Encanto – Cast「We Don’t Talk About Bruno」
9位:Kep1er「MVSK」
10位:あかね「アオハル」

 今週のSpotifyウィークリーバイラルチャートは、2週連続で首位を獲得していたimaseの「Have a nice day」が6位にランクダウンするなか、多くのK-POP楽曲が上位にランクインする結果となった。首位には、日本におけるK-POPの先駆者ともいえるBoAを筆頭に、本格的なK-POP人気の火付け役となった少女時代、洗練されたパフォーマンスに定評のあるRed Velvet、実力派新人のaespaからそれぞれ2人ずつ集結したスーパーグループ GOT the beatによる「Step Back」がランクイン。続いて2位のKep1er「WA DA DA」、3位のWOOZI「Ruby」、5位のTAEYONG, JENO, HENDERY, YANGYANG, GISELLE「ZOO」とK-POP勢が強い存在感を示している。なかでも注目したいのは、9人組のガールズグループ Kep1er。今週のSpotifyウィークリーバイラルチャートでは、2位にデビュー曲の「WA DA DA」がランクインするだけにとどまらず、9位にも「MVSK」が同時にランクインする破竹の勢いだ。

 日本、韓国、中国の少女たちが繰り広げるグローバルガールズグループデビュープロジェクト『Girls Planet 999:少女祭典』からデビューを果たした彼女たちだが、応募総数1万3千名の中から選ばれた9人であるというから、その精鋭さは言うまでもない。すでに昨年夏には『Girls Planet 999:少女祭典』の「シグナルソング」(=番組テーマソング)として、選考段階のオーディション参加者99名による「O.O.O (Over&Over&Over)」が発表された。デビュー前にも関わらず当時のSpotifyウィークリーバイラルチャートにも上位にランクインするなど、音楽シーンを賑わしてきたプロジェクトだけに、最終メンバーとしてデビューが決定したKep1erに対する期待は非常に大きいものだった。そんな、周囲の期待を大きく上回ってみせたのがデビュー曲にして今週のSpotifyウィークリーバイラルチャート2位をマークした「WA DA DA」である。

[Girls Planet 999] ‘O.O.O’ Performance (99인 ver.)

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