Golden Child、日本デビューシングルチャート首位獲得 変幻自在に挑戦を続けた10人の野心が見える1枚に

参照:https://www.oricon.co.jp/rank/js/w/2022-02-07/

 2月7日付のオリコンチャートによると、Golden Child『A WOO!!』が11,756枚を売り上げ1位を記録。続いてAimer『残響散歌/朝が来る』が7,652枚で2位、増田俊樹『Midnight Dancer』が7,214枚で3位となり、全体的な売上枚数は小規模だったものの、初登場のGolden Childが華々しく首位に立つ週となった。1stシングルの初登場1位は、海外男性アーティストでは昨年7月のENHYPEN以来だという(※1)。

 『A WOO!!』はGolden Childの日本デビューシングル。彼らは韓国の男性10人組グループで、結成は2017年。同年リリースの1stミニアルバム『Gol-Cha!』にて本格的に活動を始めている。今作『A WOO!!』に日本語バージョンが収録されている「DamDaDi」は、その1stミニアルバムの実質的な1曲目であり、このグループのデビューを象徴する1曲だ。

 Golden Childは当初、明るいポップ路線を貫いていたグループであった。まさに「DamDaDi」がその好例で、ギターやドラム、ホーンセクションといった豪華なサウンドの中で、パワフルなスネアのアクセントが活動開始当時の彼らのみなぎる若さを表しているようだ。とりわけ裏乗りで始まるリズムが、サビの途中で表乗りへ変化するポイント(振り付け的には軽いヘッドバンギングで表現している箇所)は、リズムの大胆な展開のさせ方に思わず心が躍ってしまう。作曲はIZ*ONE「La Vie en Rose」を手がけたMosPick。また、メンバーのJang JunとTAGが作詞に参加している。

골든차일드(Golden Child) "담다디 (DamDaDi)" Official MV

 しかし、そこから明確に路線を変化させたのが、同じく今作に日本語バージョンが収録されている「WANNABE」である。2019年にMVを公開したこの曲は、黒や白を基調としたクールな衣装を身に纏ったメンバーたちが、美しいダンスを披露する芸術的な1曲。それまで彼らが放っていたカラフルでポップなイメージとは打って変わって、神聖かつ幻想的でアーティスティックな雰囲気を打ち出している。この曲は音楽番組『エムカウントダウン』(Mnet)で1位となるなど、各所から高い評価を獲得した。

골든차일드(Golden Child) ‘WANNABE’ Official MV

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