なにわ男子 西畑大吾、ますます高まる演技面への期待 『必殺仕事人』ではKing & Prince 岸優太との抜群な相性も

 1月9日に放送された『スペシャルドラマ 必殺仕事人』(テレビ朝日系)に今回、初めて岸優太(King & Prince)と西畑大吾(なにわ男子)が出演。東山紀之と松岡昌宏をはじめ、2014年からは知念侑李(Hey! Say! JUMP)が加わり、これまで繋いできた作品に岸と西畑が兄弟役で登場、また一つ物語を重ねた。本稿では西畑の俳優としての活躍に触れてみたい。

 西畑は関西ジャニーズJr.時代から、2013年放送の『ごちそうさん』に続いて、2015年放送の『あさが来た』と、NHK連続テレビ小説に2作出演した異色の経歴の持ち主。

 『ごちそうさん』では杏が演じたヒロイン 卯野め以子の次男・活男役で出演。時代が大正から昭和を舞台にした物語ということもあり、髪型を坊主にして挑んだ。当時17歳。アイドルを封印し、活男を熱演した。

 当時のインタビューでは、「この役を演じるまで、戦争がこんなに人の自由や希望を奪っていくものだとは、知らなかった。昔だったら僕はやっていけなかったんじゃないか」(※1)と、活男と自分の境遇を重ね、胸を痛めた様子が伝わる言葉を残していた。

 映画では、亀梨和也主演の『PとJK』や、二宮和也主演の『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』などに出演し、ジャニーズの先輩たちと共演(ともに2017年公開)。また、2020年にフジテレビ開局60周年特別企画ドラマ『教場』で木村拓哉との初共演も果たした。

 先日放送された『必殺仕事人』では、岸優太演じる明神 亥ノ吉の弟で、絵師の才三役を演じた。亥ノ吉の正義感と行動力、才三が得意とする絵を活かし、次々と悪事を暴く「晩来(ばんくる)」として正体を伏せたまま名を馳せる。正義を武器に加熱していく亥ノ吉を演じた岸にも引き込まれたと共に、西畑も口下手で内向的な性格の才三を見事に演じた。西畑は才三の性格を受けて、静かではあるが内に想いを秘めた様子や、複雑な心情を含んだ細やかな演技を見せた。西畑のしっかりした演技があるからこそ、民衆の注目を集めどんどんエスカレートしていく亥ノ吉の危うさがより際立ったように思う。

必殺仕事人 岸優太×西畑大吾 オフショットトークPart1

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる