秋元真夏は“永遠のパートナー”、齋藤飛鳥は“初恋” 乃木坂46 生田絵梨花、卒業に向けて明らかになるメンバーとの関係性

 生田が卒業コンサートの2日間で初めて涙を流したのは、初日の「ジコチューで行こう!」でのことだった。意外なその楽曲の裏には齋藤が曲始まりで告げた「いくちゃんは、ジコチューでジャイアンだけど、みんなそんなあなたが好きよ!」というなんとも裏腹な一言がある。初期からフロントメンバーとしてグループを代表する一人に選ばれることの多かった生田に対し、齋藤は10thシングル『何度目の青空か?』まで選抜とアンダーを行き来するメンバーであった。そのため2人の絡みが多くなってきたのはそれ以降のこと。2018年に放送された『バズリズム02』(日本テレビ系)の中で、齋藤は波長が合わないメンバーに生田を挙げており、その積極的なアプローチは長年、生田からの一方通行だった。

 生田が齋藤を一言で表したのは「初恋」。その理由を生田は12月17日に配信された『卒業記念メモリアルブック発売記念SP』の中で、「飛鳥に対しての好きにはすごく恥じらいがあるの。ぐっと甘えてきてくれる時もあれば塩対応の時も。好きなのか勘違いなのか渦巻く感じが初恋」と説明している。配信の中でも齋藤と梅澤美波のチートデイの集まりに生田が勇気を出して「チートデイやる時は声かけてください」と恥じらいながら頼み込むも齋藤は無視、さらに生田が「好きだもん……」と告白するが齋藤は「ありがとうございます」とそっけなく返事をするくだりがある。

 齋藤に向けて恋する乙女のような表情を見せるようになったのは、最近の生田の顕著な変化と言える。そんな生田のアプローチを齋藤は不器用ながらにも受け入れようとしていた。生田の言葉遣いを指摘しながら、なんだかんだ自分も「いっちゃきます(いただきます)」と一緒に楽しんでしまうところ、そして生田を泣かせた卒業コンサートでの一言はツンデレの極み。だからこそ、思いがけない齋藤からの告白に生田は涙してしまったのだろう。そんな生田は『メモリアルブック カノン』の中で、秋元ともう一人の対談相手に齋藤を指名。グループに残る齋藤の1期生としての本音は、今のリアルなグループの現状と彼女の背負うものを浮き彫りにしている。

 生田のラストステージとなるのは大晦日の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)。かつて西野七瀬の最後のテレビ出演となった2018年とほぼ同じ形だ。乃木坂46の生田絵梨花としての期間は、すでに2週間を切っている。

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