モーニング娘。’21、佐藤優樹は誰もが認める“刺激的な存在”だった 2年ぶり単独コンサートで見送った卒業

モー娘。'21、佐藤優樹卒業ライブレポ

 モーニング娘。’21が、グループにとって約2年ぶりの単独コンサートとなる『モーニング娘。’21 コンサート Teenage Solution ~佐藤優樹 卒業スペシャル~』を12月13日、日本武道館にて開催した。同公演をもって、10期メンバーである佐藤優樹はグループを卒業した。

モーニング娘。'21

譜久村聖、佐藤優樹
譜久村聖、佐藤優樹

 ライブは公演のタイトルでもある最新曲「Teenage Solution」からスタートした。黒を基調とした煌びやかな衣装を身に纏って登場したメンバー達。会場の中央に設置された正方形のステージの中で、まるで宝石が散りばめられたかのような輝きを見せる。また、現体制での「女子かしまし物語(モーニング娘。’21 Ver.)」では、会場全体がノリノリに。佐藤は、「もう不思議ちゃんなんて言わせない!」と天然キャラからの卒業も宣言した。その後も4曲を立て続けに披露し、序盤からフルスロットルで会場を沸かせる。「ロマンスに目覚める妄想女子の歌」では、可愛らしい世界観の中でも客席に手を振るなどのファンサービスも欠かさない。また、この日は今年3月に発売されたアルバム『16tht~That’s J-POP~』から初披露のパフォーマンスもあった。「愛してナンが悪い!?」は大人な雰囲気の楽曲だが、最も若い15期の3人が歌で活躍を見せた。バラード楽曲「泣き虫My Dream」は佐藤の卒業を控えた現状と歌詞が重なる部分も多く、メンバーが大切に歌い上げる姿には思わず涙が込み上げてきそうだった。さらには、同アルバムでのユニット曲のパフォーマンスも披露され、ハイレベルなフォーメーションダンスを織りなしてきたメンバー個々人の才能を存分に堪能できた。

 後半戦に突入すると、「泡沫サタデーナイト!」では佐藤が多くの関心を引いた。同楽曲のAメロは同期である石田亜佑美との掛け合いが見所なのだが、この日もいつも通り無邪気な2人を見ることができた。また、間奏のDJ部分も佐藤が担当。通常なら会場を一層盛り上げる台詞を調子良く言う場面だが、佐藤はこれまでの反省を叫ぶアレンジで大きなインパクトを残した。続いて、同公演のためだけのシングル曲メドレーも披露。曲間では、加賀楓や牧野真莉愛、森戸知沙希といった次世代のメンバーがダンスでつないだかと思えば、ダンス番長の石田も負けじとステージの半分を移動しながら踊り、大いに視線を集めた。

石田亜佑美、佐藤優樹、小田さくら
石田亜佑美、佐藤優樹、小田さくら

 本編最後のMCでは、メンバーから佐藤への送辞も兼ねた。15期から1人ずつ感想や感謝を述べていく中、野球ファンで知られる牧野はBIG BOSSこと新庄剛志監督の言葉をアレンジした個性的な送辞を送った。また、小田さくらは佐藤に挨拶の順番を飛ばされそうになっても冷静に切り返すなど、9~11期を中心にいつもと変わらない雰囲気でMCを展開。しかし、石田は同期である佐藤の卒業を実感し、涙を堪えながらの挨拶となった。リーダーの譜久村聖が「(佐藤は)教科書に載ってもいいくらいの偉人」とコメントしたように、メンバーからも“刺激的な存在”、“唯一無二”といった言葉が送られる。この日もその言葉通り、様々な魅せ方でファンの心を鷲掴みにしていた佐藤。しかし、「Are you Happy?」のソロでは、会場全体を見渡しながら歌唱し、逆にファンの熱量に圧倒されていたかのようでもあった。ラストは、「What is LOVE?」をパフォーマンス。モーニング娘。らしい力強さや幸福感に包まれて本編は終了した。



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