ウマ娘、今夜『2021FNS歌謡祭』に出走! 無条件で勇気を与える魅力的な楽曲たち
ウマ娘なら全員歌える「うまぴょい伝説」
今回披露される「ユメヲカケル!」の他にも、ウマ娘を代表する楽曲はいくつもある。アニメ第1期のオープニングテーマ「Make debut!」は、イントロのファンファーレに続く〈響けファンファーレ〉というフレーズから幕を開け、今まさに物語が始まるワクワク感と、ウマ娘たちが出走する時のドキドキを重ねた楽曲で、アップテンポで壮大なサウンドに乗せたサビは、仲間を信じて前に突き進む力強さが胸を打つ。
アニメ第2期1話のエンディングテーマ「winning the soul」は、トウカイテイオーがウイニングライブを行った楽曲として人気。天才と呼ばれながらその後に待ち受ける苦難を示唆した歌詞が、実際のトウカイテイオーの歴史と重なり話題となった。エレキギターが激しく鳴り響くラウドロックで、熱くエモーショナルなボーカルが秀逸。スタンドマイクで歌うウイニングライブでのパフォーマンスも実にクールだ。
また、アニメ第1期エンディングテーマで、2018年開催の『Animelo Summer Live 2018 “OK!”』出演時にも披露された「グロウアップ・シャイン!」も人気が高い。ブラスセクションが軽快に鳴り響くポップナンバーで、クラップやかけ声パートなどトレーナー(=ファン)が参加できる箇所が豊富。リズムが倍になるサビでは〈Byu-n!Byu-n!〉など楽しい合いの手も満載だ。
ゲームの挿入歌の1つ「本能スピード」は、アップテンポのEDMで楽曲として高い完成度を誇る。最速を目指して努力を続ける覚悟を歌ったパッションみなぎる歌詞と、高揚感溢れる四つ打ちのビートがマッチ。間奏からDメロで落とし、ラストのサビで再びアッパーになる展開は、聴く者を惹きつけ奮い立たせてくれる。
そして「うまぴょい伝説」は、『STARTING GATE』シリーズなどキャラクターCDに様々なウマ娘によるバージョンが収録され(トレーナー役の沖野晃司バージョンもある)、メンバーの組み合わせに関係なく全員が歌えるアンセムとして認知されている。数多くのゲーム音楽を手がける本田晃弘の作詞作曲による電波ソングとして知られ、アニメ第1期と第2期の最終話で特殊エンディングとして起用された「うまぴょい伝説」。〈位置について よーいどん〉というフレーズで始まるアップテンポのナンバーは、ユーモアたっぷりに繰り広げられるメンバーによる細かい掛け合いから、それとはギャップのある高揚感溢れるサビメロへの展開が実に爽快。トレーナーたちのかけ声パートも満載で、ライブでは〈きみの愛馬が!〉を〈俺の愛馬が!〉と言い換えて歌うのが恒例となっている。
ウマ娘の楽曲は、どれも前向きで困難に立ち向かう力強さを持っているのが魅力。現在のような状況下において、無条件で頑張る勇気を与えてくれる楽曲ばかりだ。今夜の『FNS歌謡祭』での「ユメヲカケル!」では、競馬場からどんなレースを見せてくれるか楽しみだ。