『紅白』『FNS歌謡祭』……相次ぐ声優たちの音楽特番進出 水樹奈々らが開拓した軌跡を辿る

 2017年にはアニメ『けものフレンズ』(テレビ東京ほか)のヒットを受け、同作のオープニングテーマを務めたどうぶつビスケッツ×PPPが『Mステスーパーライブ』に声優として初出演。DAOKOらと共に同年のアニメ・映画の“主題歌メドレー”にて「ようこそジャパリパークへ」を披露し話題を呼んだ。どうぶつビスケッツ×PPPは同年の『FNS歌謡祭』にも出演するなど、まさに2017年の声優シーンを語る上で欠かせない存在となった。

TVアニメ『けものフレンズ』主題歌「ようこそジャパリパークへ / どうぶつビスケッツ×PPP」

 今年は年末だけでなく、6月に放送された『テレ東音楽祭2021~思わず歌いたくなる!最強ヒットソング100連発~』(テレビ東京)に雨宮天が初出演することが発表された際も大きな注目を集めた。近年の声優らによる活躍は、確実にテレビや音楽シーンに影響を与えている。水樹奈々を起点に開拓されてきた音楽特番への進出は、声優/音楽シーンだけでなく、テレビなどメディア全体が注目せざるをえない状況にある、ということを裏付けているように思う。声優/声優ユニットの活躍は、単に楽曲やコンテンツを広く発信するだけでなく、シーンの垣根を超え、声優の存在を身近に感じさせてくれる重要なアクションとなっているのだ。

※1:https://www.oricon.co.jp/news/2062929/full/

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