7ORDERが迎えたダンス表現の転換期 萩谷慧悟&諸星翔希&長妻怜央インタビュー

7ORDERが迎えたダンス表現の転換期

 7ORDERがゲストアーティストとセッションし、知識や技術を学びながらエンターテインメントをその場で作り上げていく冠番組『7ORDERのミカタ』(メ~テレ、CSダンスチャンネル、ダンスチャンネルオンデマンド)。毎回限られた時間の中で様々なダンスジャンルに挑戦、完成したパフォーマンスを一発勝負で披露する。メンバーたちがダンスに真剣に向き合う姿が見られるとあり、好評を博している番組だ。#7の放送からはブレイキンチーム・九州男児新鮮組のメンバーとブレイクダンサーとして活躍するSHUVANを迎え、「トリック」「ブレイキン」をレッスン。後半は、それらの技を取り入れた高難易度のコラボパフォーマンスに挑む。手に汗握る展開は必見だ。

 リアルサウンドでは収録を終えたばかりの7ORDER・萩谷慧悟、諸星翔希、長妻怜央を取材。収録に臨んだ感想からグループとしての表現までダンスにまつわる話を幅広く聞くことができた。(編集部)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】

7ORDERメンバー共通のダンスの課題

ーーそれぞれ好きなダンスジャンルはありますか?

萩谷:7ORDERの「&Y」という曲があるのですが、その曲でやっているようなR&Bっぽいリズムでゆるく踊るのが好きかもなと最近個人的に思いました。

諸星:僕はソウルとかのグルーヴ系ですね。あまり派手な動きはないんですけど、ちゃんと音に乗るような。そういうのが好きです。

長妻:ノリノリな曲に合わせるのはいいですよね。今回の収録でやったブレイキンっぽい振りはやっててすごく楽しいです。気分も上がって、自分が一番楽しく踊れますね。

ーー今回の収録を拝見しましたが、すごくハードでしたね。実際に体験してみていかがでしたか。

萩谷慧悟
萩谷慧悟

萩谷:まず九州男児新鮮組のみなさんとご一緒できることがすごいことで。本来ならばこんな数時間の練習でご一緒出来る世界じゃないじゃないですか。すごく貴重な機会でした。

諸星:ブレイクダンサーのSHUVANさんにもとても親切にしていただきました。僕たちのレベルのギリ行けるか行けないかのところを考えてくださって。実際にやってみて絆が深まったと思うし、「この番組はリアルガチでやってます!」というのをここに来て証明できたんじゃないかなと。7ORDERがこれから大きくなることで、みなさんが僕らと一緒に踊ってよかったと思ってもらえるようにがんばります。

長妻:諸星くん、めっちゃいいこと言うな……。

萩谷:今回僕らが挑戦したダンスにはかなりの大技があって、モロ(諸星)には怖い思いをさせてしまったんですけど、僕らも彼を守らなければという気持ちがあったので全部を賭けて臨みました。始まる前も自分たちのライブとは違ってすごく緊張したんですよ。僕らメンタル弱いんだなと思いました。サイファーをやってた時だけが唯一開放的だったかもしれないですね。

ーーライブもそれぞれのステージが一回限りではありますが、やってきたことをやるという意味では今回の挑戦とはまた違ったものですよね。限られた時間でやったことのないことをやるというのは、すごく新鮮で刺激的な時間なのではと思います。

萩谷:本当に勉強になりましたね。

ーー九州男児新鮮組は幼いメンバーも所属しているダンスチームですが、みなさんは幼少期のダンスの思い出があったりするのでしょうか?

諸星翔希
諸星翔希

萩谷:子供の頃はみんな将来ダンスをするなんて思ってなかったんじゃないかな。でも僕、実はバスケットボールの応援サポーターをやっていた時期があって、そこでダンスをやっていたんです。当時は全く表現するということがわかっていなかった。みんなで振りを合わせる見せ方だと個性が前に出ることはあまりよくなかったから、合わせることばかり考えていました。そういう経験もしつつ、九州男児新鮮組さんのようなパフォーマンスを見ると「本当は自由でもいいんだよなぁ」と思いますよね。

ーー今回のパフォーマンス中にはそれぞれが自由に表現するタイミングもありました。

萩谷:サイファーのときは100%そうだったね。モロのステップのノリは、ブレイクのステップなんだけど、モロの中から出てきた独自のノリがあったよね。

諸星:ながつ(長妻)は常にやってやるぞ! っていうスタンスだったよね。

長妻:一矢報いたかったですね(笑)。

ーーダンス表現で日頃から心がけていることはありますか?

長妻怜央
長妻怜央

萩谷:最近僕らの中で共通の課題があるんです。音楽でもそうなんですけど、いかに大人に、かっこよく見せるかという。僕らのグループのメンバーは年齢も様々ですが、そういった見せ方のちょうど転換期なんです。サボってるように見せずに小さく踊るのは難しい。

長妻:わかる。小さく踊るのは難しいですね。これまでは大きく動くほどいいと思ってたんですけど、そうじゃない方がよかったりする時もあるから、その匙加減が難しくて。本番では実際にいくらレッスンをしても得られない経験値が得られるので、まさに今回の収録も経験値としてはすごく大きかったです。

ーー7ORDERはネクストレベルの表現に突入しているんですね。

萩谷:まさにそうだと思います。

ーーちなみに、普段のダンス練習やトレーニングで欠かせないことはありますか?

萩谷:最近みんなでちゃんとアップするようになりましたね。怪我をしないためにストレッチとか。

諸星:しっかりアップすると汗をかいてリハがはかどるんです。身体が温まっていないのにリハを始めるとちょっと間延びしてしまったり、締まらない感覚があるんですけど、汗をかくと一回Tシャツも濡れてどうでもよくなるというか。

萩谷:セットリストのミーティングとかの会議だったとしても、一回みんなで汗だくになってからやるんですよ。身体とか考え方も軽くなるよね。最初きついけど。

諸星:それがルーティーンになったかな。

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