BEYOOOOONDS 清野桃々姫プレイリスト連載「ひめぷれ」第9回
BEYOOOOONDS 清野桃々姫プレイリスト連載「ひめぷれ」 9月は「映画・ドラマ・アニメ主題歌」
嵐、ORANGE RANGE、QUEEN……名曲揃いのラインナップ
――続いて6曲目はドラマ『怪物くん』から嵐のヒット曲「Monster」です。
清野:『怪物くん』の実写は幼稚園生ぐらいの時に放送されていたんですけど、今でもたまに夢に出てくるぐらいすごく思い出に残っている作品なんです。「Monster」も昔は意味を考えずに聴いていたんですけど、改めて聴くと歌詞も曲も素敵だなと思いました。小さい頃からこんな素敵な曲に出会えていたことがすごく嬉しいです。
――「Monster」は曲の構成も素晴らしいですけど、実はラブソングというギャップが素敵です。歌詞に惹かれるポイントはありますか?
清野:そうなんですよね! サビの〈僕の記憶が全て消えても 生まれ変わったら また君を探す〉ってあるじゃないですか。そこからぐっとつかまれますし、キュンキュンしますね。こんなラブソングだと思っていなかったです。そして1曲の満足度が高いんです。映画1本分ぐらい壮大な曲だなと思います。嵐さんの「Monster」や「Sakura」など、2010年代の曲が大好きで。幼稚園の運動会でも踊ったりしていました。
――次もドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』からの楽曲、ORANGE RANGEの「イケナイ太陽」。最近はTikTokでも話題になりました。
清野:それで思い出したというのもあります。『イケパラ』はリアルタイムで観られてなかったんですけど、前田敦子さんが出演されていたリメイク版は記憶に残っています。曲に関してもリアルタイムでは聴いていなかったのに、懐かしさが込み上げるというか、“平成感”を感じる耳馴染みがある曲ですね。私平成16年生まれなんですけど平成の高校生がすごく好きだったんですよ。実はギャルに憧れていたりもして(笑)。
――ギャルに憧れていたんですね(笑)。やはりORANGE RANGEに“平成感”をより強く感じるということなんですか?
清野:ORANGE RANGEさんは今ももちろん活躍されていますけど、THE 平成のイメージも強くて。ずっとカッコよくて、変わらないスタイルを貫いている感じが好きです。「イケナイ太陽」の推しポイントは、セクシーなところだと思います。大人っぽい感じが好きですね。いまTikTokで流行っているのも、同世代の高校生の子とかが踊っていたりして、高校生ぐらいの年の子がこの曲を聴いているのがすごくいいですね。
――続いて8曲目は映画『キャラクター』から主題歌「Character」。今回のラインナップでは新しい一曲です。
清野:公開当時いろいろと忙しくて映画は観られていないんですけど、小説は読ませていただきました。映画を観た友達も、「Character」は映画館で聴くのがすごいよかったと言っていたので。「映画館で観たかった……」という後悔があります。
――映画の主人公を務めるのが菅田将暉さんとFukase(SEKAI NO OWARI)さん。すごく豪華なキャスティングですよね。
清野:すごいですよね。Fukaseさんの演技もすごく気になって。予告はちらっと拝見したんですが、不思議な魅力があって引き込まれました。
――曲に関してはいかがですか?
清野:まずACAねさん、Rin音さん、Yaffleさんのコラボが刺激的ですよね。MVは少し闇を感じさせる部分もありつつカッコよくて、リズム感やビートが気になりました。このお三方のミックスをもっと聴きたいなと思います。
――ACAねさんの歌唱も意外性があって引き込まれます。
清野:ずとまよ(ずっと真夜中でいいのに。)さんの曲とのギャップが不思議な感じです。もっとこういったテイストの曲も聴きたいです。
――Rin音さんとの相性はどう感じられました?
清野:素晴らしいですよね。本当にもっといろいろな曲が聴きたいと思いました。Yaffleさんのプロデュース力も神です。
――そして最後は映画『ボヘミアン・ラプソディ』から「The Show Must Go On」。まさにラストを飾るに相応しい一曲です。
清野:そうなんですよ。私『ボヘミアン・ラプソディ』は4回観てしまったぐらい、一気にはまってしまった作品です。この作品をきっかけにQueenにもはまりました。
――「The Show Must Go On」がいちばんのお気に入りですか?
清野:全部大好きなんですけど、この曲がいちばん好きです。フレディが病に侵されていくなか、ライブやレコーディングを続けて、最後に「Show must go on」ーー「一度始めてしまったら、何があっても続けなければならない」と言って終わるのがカッコよすぎて。この最後の感動を味わうためにも何度も観に行きました。
――涙なしには語れないエピソードです。やはり最後に「The Show Must Go On」が流れたとき感動しますよね。まさに魂の叫びを感じます。
清野:本当に素敵ですよね。MVはフレディが亡くなる1カ月の前に撮影されたと言われていますが、それを微塵も感じさせない歌唱力と音楽を愛する気持ちがが伝わってきて、心を掴まれました。
――本当に偉大なアーティストだったんだなと。今回こうやってプレイリストを作ってみていかがでしたか?
清野:今回のプレイリストはいつも以上にジャンルがバラバラだったなと思います(笑)。でもどれも自分が大好きな作品ですし、もっと映画やドラマをたくさん観たいなと思いました。
――最後に読者の方に向けて、メッセージをお願いします。
清野:今回は懐かしい曲が多いので、平成が好きな人、一昔前の思い出に浸りたいとき、そういう人や気分のときに聴いてもらえると嬉しいですね。あとは懐かしい作品も大人になってから観たり聴いてみたりすると新しい発見や気付きがあると思うので、今回のプレイリストをきっかけにぜひいろいろな作品に触れていただけたら嬉しいです!
10月テーマはお楽しみに!
バックナンバー
・1月:聴けばとにかくハッピーになれる曲
・2月:片思いが楽しくなる曲
・3月:新たな旅立ちに背中を押してくれる応援歌
・4月:春の陽気にお散歩しながら聴きたい曲
・5月:五月病を吹き飛ばす楽曲
・6月:週末自宅でじっくり聞きたい曲
・7月:夏の夜に聞きたい曲
・8月:夏フェスで聴きたい曲