NiziU RIMA&AYAKAが作る“誰もが笑って輝ける場所” 活動の中で垣間見えた温かな信頼関係

 あと3カ月でデビューから早1年が経過するNiziU。8月18日にMAKOがInstagramに投稿した1年前の集合写真にはどこか初々しさを残すメンバーの姿が映っており、感慨深い気持ちになったファンも多いのではないだろうか。

NiziU『Take a picture/Poppin’ Shakin’』

 NiziUはコロナ禍で失われてしまった明るさを取り戻す力を持つガールズグループだ。すべての楽曲にリスナーを励ますメッセージが込められており、『Nizi Project』でひたむきに努力を重ね、成長を遂げてきたメンバーを思い出して「自分も頑張ろう」と前を向くことができる。そして、バラエティやリアリティ番組で見せる飾らない彼女たちの笑顔にも疲れた心が癒されていく。今回は特に見ているだけで元気がもらえる、AYAKAとRIMAのコンビについて紹介したい。

 AYAKAとRIMAの組み合わせと聞いて、まず思い起こされるのは『Nizi Project』韓国合宿のステージでMIIHIと共にチーム“Sun Rise”として挑んだパフォーマンスだろう。リーダーのMIIHIが日本に一時帰国していたこともあり、メンバー全員揃っての練習は本番ギリギリになってからだった。そんな中、誰よりも不安を抱えていたのはAYAKAだ。カメラに向かって「(練習生の)2人とは実力の差があるので、私が迷惑をかけちゃうんじゃないか」と本音を吐露した場面も。しかし、AYAKAの気持ちを察してかRIMAは練習をリードし、焦ることなくゆっくりと一つひとつの動きを確認しながら、ダンスを教え合っていた。

 MIIHIが到着してからは足りない時間を埋めるように練習を重ね、それでも和気あいあいとした雰囲気を失うことなく、チームワークを高めてきたSun Rise。そんな3人が披露した「Very Very Very」(I.O.I)は安定した歌声やダンスもさることながら、彼女たちが練習でも大事にしてきた楽しい雰囲気がそのまま活かされてきた。J.Y. Parkやライバルチームも思わず笑顔になってしまうようなステージで、あんなに不安げな表情を浮かべていたAYAKAが伸び伸びとパフォーマンスを披露していたのも印象的。思うように練習が進められなくても対立することなく、個々人が輝けるように互いを補い合う安心感が彼女をそうさせたのだろう。

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