『わかっていても』OSTがバイラルチャート上位を席巻 ストーリーとの相乗効果をもたらす“多彩な感情描写”
参照:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest
Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(8月26日公開:8月19日~8月25日集計分)のTOP10は以下の通り。
1位:J.UNA「Butterfly」
2位:ザ・キッド・ラロイ「STAY (with Justin Bieber)」
3位:Sam Kim「Love Me Like That」
4位:Girls Planet 999「O.O.O (Over&Over&Over)」
5位:松平健「マツケンサンバⅡ」
6位:KIMMUSEUM「We're Already」
7位:ロス「自主」
8位:Good Gas, JP THE WAVY「Bushido」
9位:Night Off「Nevertheless」
10位:SOMI「DUMB DUMB」
8月もいよいよ大詰め。今週のSpotifyバイラルウィークリーチャートは、あるドラマの関連曲が席巻している。このような珍しい状況の最新バイラルチャートを詳しく見ていこう。
先週から引き続きJ.UNA「Butterfly」がバイラルチャートの首位を死守しているなか、オリンピック開会式直後からネットで盛り上がりを見せた松平健「マツケンサンバⅡ」が、音楽特番『ミュージックステーション SUMMER FES』(8月20日放送/テレビ朝日系)への出演の影響もあってか、突如5位にランクイン。8月5日のウィークリーチャートで6位に初ランクインしてから、4位、3位と毎週順調にポジションを上げてきたザ・キッド・ラロイ「STAY (with Justin Bieber)」は今週2位につけ、とうとう首位に王手をかけている。他にも、5週連続でトップ5圏内を守っているGirls Planet 999「O.O.O (Over&Over&Over)」もまだまだ底力を見せ、4位にランクインするなど、チャートは熾烈な競争が続いている状況だ。
なかでも大きな存在感を見せているのが、Web漫画を原作に制作されたNetflixで配信中の韓国ドラマ『わかっていても』の関連楽曲だ。今週のチャートを見てみると、1位のJ.UNA「Butterfly」、3位のSam Kim「Love Me Like That」、6位のKIMMUSEUM「We're Already」、9位のNight Off「Nevertheless」と、4曲がランクイン。これらはドラマ『わかっていても』のOST(Original Sound Track)としてリリースされている楽曲で、単なる「サントラ」「挿入歌」の域を超え、ドラマと合わせて楽しむメインコンテンツとして注目を集めている。ストーリーが進むにつれて徐々にリリースされる関連楽曲は、ドラマの盛り上がりとの相乗効果で多くのリスナーの心を掴んでいるようだ。