韓国ドラマ『わかっていても』OST第1弾がバイラルチャート首位に 恋のときめきを想起させる“優しさと高揚感”
参照:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest
Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(7月15日公開:7月8日~7月14日集計分)のTOP10は以下の通り。
1位:KIMMUSEUM「We're Already」
2位:清水美依紗「Starting Now」
3位:Måneskin「Beggin’」
4位:Hiroyuki Sawano feat. Benjamin「TRACER」
5位:Baddiel, Skinner & Lightning Seeds「Three Lions」
6位:Gawr Gura「REFLECT」
7位:Hiroyuki Sawano feat. mpi & Laco & Benjamin「Möbius」
8位:マハラージャン「セーラ☆ムン太郎」
9位:docsin「docsin to Lunch」
10位:Jamie Miller「Here's Your Perfect」
2週連続で首位を獲得していたMåneskin「Beggin’」が、とうとう3位に転落。バイラルチャート全体に目を向けても、先週のトップ10が6曲も入れ替わっている。先週13位にランクインしていたdocsin「docsin to Lunch」が、今週になって9位までチャートを駆け上がりトップ10入りしていることも印象的だが、入れ替わった残りの5曲は、バイラルトップ50初登場の楽曲だ。特に注目したいのが、盤石に見えたMåneskin「Beggin’」の牙城を打ち壊した2曲、清水美依紗「Starting Now 〜新しい私へ」とKIMMUSEUM「We're Already」である。
清水美依紗「Starting Now 〜新しい私へ」は、ディズニープリンセスをテーマにしたグローバルなプロジェクト「Ultimate Princess Celebration(アルティメット・プリンセス・セレブレーション)」の日本版テーマソング。テレビなどメディアへの露出も増えているなか、幅広い支持を集め2位へのランクインを果たしている。
厳しい首位争いを勝ち抜いたのが、KIMMUSEUM「We're Already」だ。この楽曲は、Webマンガを原作に制作され、Netflixの全国人気作品ランキング「今日のTOP10」でも連日上位にランクインし続けている、現在配信中の韓国ドラマ『わかっていても』の挿入歌。興味深いのは、韓国ドラマではよく見受けられる「OST」(Original Sound Track)というシステム。日本のドラマでは「サントラ」「挿入歌」として映像作品の副菜的に扱われる劇伴音楽だが、韓国ドラマでは物語とあわせて主菜的に楽しむ重要なコンテンツとなっている。