きゃりーぱみゅぱみゅ、“好き”を貫いた10年のアーティスト活動 レーベル設立や生活スタイルなどの変化も

きゃりーぱみゅぱみゅ、好きを貫く活動

 2021年8月17日にデビュー10周年を迎え、新曲「原点回避」をリリースしたきゃりーぱみゅぱみゅが、dTVの新番組『Roots』に出演した。同番組はアーティストの原点となった“場所”や“人”にフォーカスし、スペシャルインタビューとライブパフォーマンスで構成する約80分のオリジナルライブ番組。きゃりーぱみゅぱみゅとオカモトレイジ(OKAMOTO’S)による対談インタビューと、「原点回避」を初披露したスペシャルライブが披露された。

 デビューして間もなく世界的な人気を獲得し、日本のポップアイコンとして現在まで活動を続けてきたきゃりーぱみゅぱみゅ。その10年の活動やアーティストとしてのルーツとともに、新曲「原点回避」や11年目への意気込みについて話を聞いた(編集部)【最終ページに読者プレゼント有り】

きゃりーぱみゅぱみゅの原点は“りぼん”

きゃりーぱみゅぱみゅ

ーーdTVによるオリジナルライブ番組『Roots』で披露したセットリストは、どのように考えていきましたか?

きゃりーぱみゅぱみゅ(以下、きゃりー):いつもお世話になっているライブチームの方々と一緒に考えていて、前半パートは“原点”を意識した懐かしい楽曲、後半パートは新たに進んで行く=“回避”をイメージした曲が意識しました。新曲の「原点回避」は初披露の曲でしたが、それ以外はみなさんに馴染みのある人気曲が中心です。

ーー「原点回避」を初パフォーマンスした感想を教えてください。

きゃりー:初披露ということもあって、すごく緊張しましたね。この曲はこれまでの楽曲の中でも、歌詞が難しいんです。1番と2番の歌詞が微妙に違っているので、そこを言い間違えないように気をつけました。今回のパフォーマンスでは振り付けがまだ出来上がっていなかったんですけど、ステージセットやカメラワークもかっこよくて、すごく気に入っています。

ーー衣装も前半と後半でガラッと雰囲気が変わっていましたね。

きゃりー:前半のカラフルな衣装はデビュー初期のもので、久々に着たらすごく懐かしい気持ちになりました。きゃりーぱみゅぱみゅらしいインパクトのある衣装なんですけど、時が経っても古さは全然感じないですし、今でもすごく新鮮に感じられるデザインで。でも、スカートの丈が太ももの少し上くらいで、こんなに短かったかなって(笑)。私自身、普段の服装はパンツスタイルが多いですし、年齢を重ねる中で短いスカートを徐々に履かなくなっているんですけど、当時はこれが普通だったんですよね。大人になるにつれて衣装も大人っぽく変わっているので、改めて初期の頃を思い出しました。

ーー後半は白一色のシンプルなスタイルでした。何色にも染まれる白色からは、10周年以降の可能性というメッセージも込められていたように思います。

きゃりー:後半の衣装は最近作っていただいたものです。世の中のみなさんが思い浮かべるきゃりーぱみゅぱみゅ像としてはカラフルなイメージだと思うんですけど、個人的には全身白や黒というワントーンの服装も好きなのですごく気に入っています。デザインにもフューチャー感というか、未来に進むイメージを取り入れていただきました。

ーー番組名の“Roots”にちなみ、きゃりーぱみゅぱみゅのルーツと聞かれて一番に思い浮かぶものはなんですか?

きゃりー:ビジュアル的なイメージでいえば巨大なリボンがパッと思い浮かびました。実は大きいリボンも8年くらい身につけていなかったんですけど、世の中のイメージとしては大きいリボン=きゃりーぱみゅぱみゅで、モノマネをしていただくときも必ず大きなリボンをみなさんつけているんですよね。そういう意味でも、きゃりーぱみゅぱみゅのルーツはリボンなのかなと。それにリボンって素晴らしくて、可愛らしさはもちろん、素材によってエレガンスに見せたり、可憐なイメージも表現できるんです。例えば、「つけまつける」の時につけていたリボンはチュールの素材でふわふわしたものだけど、「原点回避」のMVに出てくるリボンはしっかりとした生地でゴージャスな仕上がりになっています。

ーー「原点回避」のMVでは、巨大なリボンに追いかけられていましたね。ちなみに、クリエイティブやアーティストとしての方向性に影響を与えたものはありますか?

きゃりー:たくさんあるんですけど、やっぱりケイティ・ペリーの存在は大きいです。高校生の頃に「California Gurls」のMVを見て、コンセプチュアルな作風であったり、彼女が生み出す世界観にすごく衝撃を受けて。自分がアーティスト活動をするとなった時も、まずはアーティストとしての世界観を固めてから、そこに紐づくテーマやコンセプトを軸とした作品作りを大切にしてきました。

ーー有言実行と言いますか、きゃりーさんがこれまで発表してきた音楽や映像、ライブなどの作品は、細部に至るまで徹底的に作り込まれている印象があります。

きゃりー:ありがとうございます。ちょうど今も、来年1月から始まるツアー(『きゃりーぱみゅぱみゅ 10th ANNIVERSARY JAPAN TOUR 2022』)に向けての打ち合わせも進めていて、コロナ禍の中でどのようなエンタメができるのかを日々考えながらプランを練っています。ツアーでやってみたいことを思いついてはメモしているんですけど、自分が初めてディズニーランドに行った時に感じた、こんなに楽しい場所があるんだっていう驚きとか、そこから帰りたくなくなるような感覚を味わってもらえるようなライブにしたいと考えていて。新型コロナウイルスの影響で、みなさん様々な制限の中で生活されていると思いますし、そこに対する不安な気持ちもたくさんあると思うんですけど、その日一日だけは心から楽しんでいただけるように、感染対策をしっかりして最高のライブができるように準備しています。

ーーディズニーランドは、きゃりーさんにとっても特別な場所ですか?

きゃりー:ディズニーランドはすごく好きですし、エンターテインメントの頂点だと思っていて。私の母親がすごく厳しくて、学生の頃の門限も普段は19時までだったんですね。でも、ディズニーランドに行くときは特別で、閉園の22時までいていいし、その日はお小遣いもくれたんですよ。それが自分にとっては飴と鞭状態で、普段厳しい分、めちゃくちゃ楽しかったという思い出が強く残っていて。その時に受けた感動は今でも思い出しますし、きゃりーぱみゅぱみゅとして活動する上でも、そういうインパクトを与えられるような作品を作りたいと常に思っています。

ーーものづくりの原点的な場所でもあるんですね。これは余談ですが、ディズニーのキャラクターは何が好きですか?

きゃりー:キャラクターというよりも、テーマパーク全体として好きっていう感じなんですよね。強いてあげるとしたら、やっぱりミニーちゃんのグッズとか、ディズニーランドにある「ミニーの家」はすごく可愛いなと思います。あの女の子の夢が詰まっている感じは、ライブ制作や美術面において参考にしているところもあります。



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