あくにゃん×ながち“ジャニヲタメンズ”対談:SMAPからSexy Zone、Travis Japan、HiHi Jetsまで……推したくなる魅力

あくにゃん×ながち“ジャニヲタメンズ”対談(前編)

ながちの名前の由来は“いわち”=岩橋玄樹にあり

あくにゃん:Jr.の中での担当は誰なんですか?

ながち:冒頭であくにゃんさんが言っていたしめちゃんですね。あの可愛らしさがたまらなく好きなんですよね。

あくにゃん:僕ももともとしめちゃんが好きで。2012年頃、高校2年生の彼にハマっていました。僕はしめちゃんと同い年で、誕生日も近くて、僕の2日後に生まれていますし、出身も近くて。「もう運命じゃん!」と勝手に思ってました。

ながち:ビジュアル的な話になっちゃうんですけど、あの可愛らしさで、バキバキのダンスを踊って、あの足の筋肉隆々っぷり……(笑)。

あくにゃん:僕が応援していた頃は、“かわいいキャラ”をそこまで強く押し出していなかったんですよ。でも今は“キュート”と“プリティ”を全面的に押し出していて。だから、今しめちゃんを応援している人って、すごい楽しいんだろうなって。以前も"てんしめちゃん"とか呼ばれたり、天然っぽいところが「かわいい」みたいな文化はもちろんありましたけど、本人がゴリゴリにかわいらしさを押し出す感じはそこまでなかったです。多分、岩橋(玄樹)くんがデビューしたのが大きかったのかなって。岩橋くんは、『Jr.大賞』のかわいい系部門をほぼ総なめしていたんですけど、岩橋くんがデビューしてから、しめちゃんはかわいい系部門を総なめにしているじゃないですか。

ながち:僕、いわち(岩橋)も好きで、King & Princのファンクラブに入っていたんですよ。いわちを真似して名前を「ながち」にしたんです。

あくにゃん:へぇー!

ながち:YouTubeを始めようと思った時に、YouTube内でジャニーズヲタクの動画を調べたら、あくにゃんさんが出てきたんですよ。芸人をやっていてお客さんから「ながにゃん」って呼ばれていて。これは被ってしまうし、確実に埋もれてしまう。もし仮に僕が跳ねたとしても迷惑がかかってしまうかもしれないし、「ながにゃん」はやめようと。それでどうしようかなと思った時に、いわちが好きだったので、じゃあながちにしようということで、今の名前にしたんです。

あくにゃん:絶対正解ですよ、ながちの方が可愛いですもん。“にゃん”を背負って生きていくのは、結構きついんですよ(笑)。

ながち:言われるのが、ということですか?

あくにゃん:そう。大人の方には「あくにゃんって呼びにくい」って言われたり、あくにゃんって提示しているのに、阿久津さんって呼ばれたりとか。取材を受けて完成した原稿を見ると、「阿久津愼太郎(あくにゃん)」みたいな(笑)。だから「ながち」正解ですよ。いわちに感謝ですね。

ながち:(笑)。当時かわいい系が好きで、その流れでしめちゃんにもハマって。いわちが好きと言ったら、お客さんから「この人いいですよ」と勧めてもらって、「え?」って。まず漢字が読めないんですよ。それで、今はすぐJr.チャンネルで見れるじゃないですか。そこから追っていって……という感じなんですよね。

注目したいのは“ピンク”担当メンバー

あくにゃん:最近しめちゃんのような“THE ピンク”な子があんまりいなくなっちゃいましたよね。

ながち:それでいうと、なにわ男子だと大西流星くん。

あくにゃん:僕も大西流星くん好きです!

ながち:推し被り(笑)。最近、また自分の“かわいい”の見せ方を確立しているんですよね。一昨年のライブの時と、去年の配信のときの佇まいが全然違うんですよ。見せ方を見つけて「これでいくぞ」みたいな。

あくにゃん:「これでいくぞ」感を感じますよね。それをメンバーも感じていると思っていて。MCの時に、大西くんにかわいいことを振るというか、ポーズをするくだりがあって。あれは「お前は“かわいい”でいくんだぞ」みたいな、会議で決まっている何かがある気がするんですよね(笑)。僕はJr.だとHiHi Jetsが好きなんですけど、HiHi Jetsはその会議をしたのか気になっています。「かわいいキャラでいくべし!」みたいなのがあまりないんですよね。

ながち:確かに「ピンク色、かわいい担当です」みたいなのはあまりないですよね。

あくにゃん:HiHi JetsはTHE ピンク色担当がいないんですよね。

ながち:でも、個性はありますからね。「“かわいい”がなくても、いったるぜ」みたいな感じもあります。

あくにゃん:それこそ、“5”だと生まれにくいのかなと思っていて。7人ぐらいいると、かわいいキャラをやらないと、差別化を図れないのもあるかもしれないですよね(笑)。5人だと、そもそもピンクがいなかったりするので。だから、7人組に現れし、ピンクのかわい担当の子が狙い目かもしれないです。7人組、あまりいなくないですか? 美 少年は6人ですもんね。美 少年もTHE かわいいはいないですよね。

ながち:そうですね。こちら側が勝手に思ってるのは、藤井直樹くん。

あくにゃん:たまにポーズとかでわざと“ぶりっこ”的なのしますね。でも、緑担当。デビューの瞬間にピンクになったら面白いですよね(笑)。少年忍者は、結構メンバーカラーが変わるんですよ。

ながち:それは追い付けないですね(笑)。SMAPの(稲垣)吾郎ちゃんみたいな妖艶なピンクもいますよね。

あくにゃん:京本くんもそのパターンじゃないですか? あと、道枝(駿佑/なにわ男子)くんもピンクですよね。

ながち:吾郎ちゃん、京本くん、道枝くんみたいな色っぽい感じのピンクの系統もありますね。

あくにゃん:色白、美少年/美青年みたいなピンクと、いわちやしめちゃん的な、かわいらしいピンク。意外とピンクも細分化されているので、今後チェックしてほしいですね。推しとは別に、今注目している子はいますか?

ながち:まだ浅いんですけど、美 少年の那須雄登くん、岩﨑大昇くんですね。

あくにゃん:那須くんと大昇くんはちょっとタイプが違いますよね。

ながち:那須くんは慶応の系譜で、櫻井(翔)くん、風磨くんの流れです。いろいろな先輩から吸収して、ここから良い方向にはねるんじゃないかと。岩崎くんは、やっぱり圧倒的なパフォーマンス力、歌唱力が今までにない感じになりそう。その2人を含め、美 少年が気になっています。

あくにゃん:やっぱり、みんな美 少年にいきますよね……。僕も大昇くん好きです。パフォーマンスももちろん好きで、ミュージカルも見に行ったりとかしていて、素晴らしいなと思うんですけど、キャラクターがすごく良くて。あのとぼけ感というか、ちょっとふんわりした感じ。いろいろなところが属性として好きで、期待しています。美 少年、いいですよね(真顔)。

ながち:目が笑ってないです! HiHi Jetsももちろん良いですよ。HiHi Jetsだとゆうぴ(髙橋優斗)がMC力があって好きですね。声もMC向きというか。かっちりやる感じの声が、ちょっと中居くんっぽいなと。

あくにゃん:確かに。考察がやっぱりSMAPにいくんですね(笑)。

ながち:SMAP基準になっちゃうんです(笑)。いいのか悪いのかわからないんですけど、1回SMAPに戻って考えるんですよね。あくにゃんさんの本(『推しがいなくなっても、ぼくはずっと現場にいる』)を読んだんですが、しげ(重岡大毅/ジャニーズWEST)が大好きな男性がいたから、「僕もヲタクをやっていいんだ」と思ったと書かれていましたが、コンサート会場に行って「女性が多いな」「これいいのかな」ということはないですか?

あくにゃん:ありますよ。それこそ、僕は身長が大きいから目立つし、後ろの人の視界を妨げてしまうなと思って、コンサートや、舞台のスタンディングオベーションの時に膝をまっすぐに伸ばしたことが1回もないです。膝とか背中とか、関節を縮めて全て挑んでいるんですよ(笑)。やっぱり、申し訳なさみたいなものがありますよね。しかも、僕の場合はやる気がありすぎて「恋人に連れてこられた」とか「姉や妹、親に連れてこられた」という感が全くないから。

ながち:僕は、もしかしたら周りから「なんだ、こいつ」と思われてるんじゃないか、って勝手に考えちゃうんですよね。あくにゃんさんはSNSとかでたくさん発信されているので、吹っ切れているのかなと思っていました。じゃあこれは永遠の課題ですね。

■あくにゃん
『ヲタクをするために生きている』をモットーに
ジャニーズや、韓国アイドルをこよなく愛する“ちょろヲタ系”YouTuber
日本全国だけでなく、海外にまで応援しに行く姿がSNS上で話題に。
公式YouTube『あくにゃんちゃんねる!』:https://www.youtube.com/channel/UC-_yybtyNX3kDy7FGgXH9vg
あくにゃんTwitter:@akunyan621

■ながち
NSC東京第18期生。趣味はジャニーズ、カラオケ、美味しいものを食べる。特技はジャニーズ知識、ジャニヲタあるある、ジャニーズイントロ、SMAPの歌詞で人を励ます、動画編集。
Twitter:https://twitter.com/n_g_no18
「ながちゃんねる。」YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCHcEGkl2LG_FmpXI1OsGXiw
TikTok:https://www.tiktok.com/@n_g_no18

■発売情報
『推しがいなくなっても、ぼくはずっと現場(ここ)にいる―誰も語らなかったアイドルヲタクのリアル』(株式会社主婦の友社)
あくにゃん・著
定価:本体1400円+税
サイズ、ページ数:四六判・192ページ
発売日:2021年3月17日(水)
ISBN:978-4-07-447770-8
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/407447770X

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