櫻坂46 山﨑天『ViVi』専属に 渡邉理佐、土生瑞穂……モデル活動で独自スタイル築くメンバー

モデル活動で一皮剥けたメンバーも

 ファッションモデルと言っても、打ち出しているイメージはそれぞれだ。たとえば、渡邉理佐が専属モデルを務める『non-no』ではメンバーの親しみやすい一面がよく出ている。グループのお姉さん的存在の渡邉は、それこそ「会いに行けるアイドル」のイメージの延長線上にあるような、人懐っこい部分が魅力になっている。6月号では、「仲よし「りさてん」姉妹の“ここだけの話”」と題して2人のクロストークを掲載(※「りさてん」は渡邉理佐の「りさ」と山﨑天の「てん」を合わせた2人の呼称)。ViViではクールに魅せている山﨑も、ここでは等身大の女の子感のあるやわらかい雰囲気を醸し出している(※2)。 

 他にも、『Ray』の専属モデルを務めるのは渡辺梨加は7・8月合併号において“王道可愛いガーリーコーデ”を披露。甘めの雰囲気漂うアイドルらしい一面を全面に出している。『with』の専属モデルを務める小林由依は、最新号では「Tシャツと、カチューシャと、小林由依と。」と題した企画に登場し、普段バラエティ番組などで見せる姿とは一味違った大人っぽい雰囲気を演出している。なかでも、モデル活動によってグループで最も大きな変化を遂げているのは土生瑞穂だろう。土生は先日『CLASSY.』の5月号に初登場した。するといきなり「読者が選んだ人気コーデランキング」を席巻。トップ10の中に4つも自身のコーデが選ばれたのだ。特に1位に選ばれたブルーデニムのワントーンコーデは、長身スタイルを活かし、爽やかなシャツワンピを綺麗に着こなしている。 

 
 
 
 
 
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 土生は以前、専属モデルを務める『JJ』(昨年月刊発行を終了し不定期刊行へ移行)のウェブ版にて「自分の好きなファッションやこの身長を生かせるスタイリングを積極的に発信して、モデルとして知名度を上げるのも課題です。私は器用なタイプじゃないから、思うように進まないし、時間がかかると思う。でも現状に満足したらそこで終わり。向上心を持ってなりたい自分に近づいていきたいです」と高いモチベーションを語っていた(※3)。モデル活動をはじめたことで、近頃はグループ活動も一皮剝けた印象のある土生。ステージで見せる圧巻のダンスの裏には、こうした目の前の活動に真摯に取り組むひたむきな努力があるからなのだろう。

 ファッションモデルと一口に言っても、一昔前の画一的なイメージは過去のものとなり、現在は人それぞれの個性を活かしたスタイルが支持される現代。そうした世界で、メンバーたちが自分の特長を知り、個性を伸ばしながら成長していく姿勢は、グループの他のメンバーたちのお手本にもなるはずだ。山﨑をはじめ、モデル活動を行うメンバーたちの今後の飛躍に注目だ。

<参照>
※1:https://www.vivi.tv/post197279/
※2:https://nonno.hpplus.jp/article/70415/04/
※2:https://jj-jj.net/lifestyle/140866/

■荻原 梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。
Twitter(@az_ogi/https://twitter.com/az_ogi)

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