櫻坂46 小林由依&渡邉理佐&森田ひかる、フロント3名の関係性に表れた“グループの今”

櫻坂46『BAN』(TYPEC)
櫻坂46『BAN』(TYPEC)

 乃木坂46・櫻坂46・日向坂46が出演するひかりTVオリジナルドラマ『ボーダレス』が間もなく最終回を迎える。ベストセラー小説『ストロベリーナイト』の作家・誉田哲也氏が映像化を念頭に書き下ろした青春ミステリーの本作には、櫻坂46から小林由依、渡邉理佐、森田ひかるの3名が出演している。作り込まれた脚本はもちろん、メンバーたちが見せる渾身の演技にも注目だ。この3人は櫻坂46がイメージキャラクターを担当するイオンカードのCMでも共演していて、先日公開されたウェブムービー「未来への扉」篇では、夢の途中で自分を見失ってしまった森田が、小林や渡邉の支えによって初心を取り戻し、再度夢に向かって動き出すというストーリーを描いている。櫻坂46として活動する彼女たち自身の境遇にも重なる上に、森田を見守る先輩たちという構図もリアルで興味深い。そこで今回は、この小林・渡邉・森田の3人の関係性に焦点を当ててみたい。

待望の続編!櫻坂46主演WEBムービー「 未来への扉 」篇

 櫻坂46では2作連続で前列を務めるこの3人。センターの森田ひかるは2期生で、その両脇に立つのが1期生の小林由依と渡邉理佐である。小林と森田は当初より仲が良く、“森林コンビ”として親しまれている。一緒にSHOWROOM配信をしたこともあり、2人が漂わせる独特の空気感はファンからも人気を博していた。対して渡邉と森田は、グループのお姉さん的存在の渡邉と身長の低さからイメージされる妹キャラの森田という“姉妹関係”が期待されているものの、先輩後輩の壁もあってか、あまり目立ったエピソードがない。ところが、先日発売された2ndシングル『BAN』に収録されている特典映像「SAKURA BANASHI 〜いま、話したいこと〜」において渡邉と森田の対談が実現。すると、2人の距離がぐっと縮まっていく様子が見て取れた。

 お互いに「普段からそんなに話す機会がない」と口を揃える両者。渡邉は「(1stシングルで森田がセンターに立った時に)それまでひかるちゃんってどういう子なのか分からなかった」と明かす。しかし実際に活動するに連れて、「近くで見守っててちゃんと野心がある子なんだって」「責任感もしっかり持っててこの子がセンターで良かった」と森田のグループに対する思いを感じて安心したのだという。野心や責任感というのは近くで見ている者にしか分からないような部分だ。渡邉は隣のポジションになったことで森田そうした強い意欲を感じ取れたのだろう。

 そんな森田は、両脇の2人について「由依さんと理佐さんが隣にいるじゃないですか。安心するんですよね」と伝える。さらに「頼もしい」「つい見ちゃう」とも話す。小林と渡邉は欅坂46時代よりフォーメーションの前列を何度も経験してきた。どちらもファッション誌の専属モデルを務めており、個人写真集も発売するなど、見せ方を熟知している。表現力やダンススキルにも定評があり、人気・実力ともに兼ね揃えた信頼の厚いメンバーだ。櫻坂46は、そうした経験豊富な先輩2人が、センターに立つ後輩1人を支えるような形でフォーメーションが組まれている。

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