乃木坂46 遠藤さくらが担うのは“クールな女性像”? 新たなグループイメージ提示する「ごめんねFingers crossed」を考察

 乃木坂46が6月9日にリリースする27thシングル表題曲「ごめんねFingers crossed」のMVが公開された。

乃木坂46
『ごめんねFingers crossed』初回限定盤(Type-A)

 監督は乃木坂46のユニット・サンクエトワールの「君に贈る花がない」や前作『僕は僕を好きになる』に収録された「Wilderness world」のMVを手がけた東市篤憲。振付は「Wilderness world」に続き、LICOが担当している。映画『ワイルド・スピード』を想起させる世界観と公式サイトに公開されたこれまでにない詳細な人物相関図は、MVを何度も見返したくなるほどに物語の奥行きを広げることに成功している。

 今作「ごめんねFingers crossed」から感じるのは、クールな女性像である。デビューシングル「ぐるぐるカーテン」のMVで私立女子校の風景を描き、今でも清楚といったパブリックイメージが定着している乃木坂46。白石麻衣と西野七瀬がダブルセンターに立ちレコード大賞も受賞した「インフルエンサー」や、昨年末『NHK紅白歌合戦』で披露した齋藤飛鳥センターの「Route 246」などは、その衣装や振付、曲調からも乃木坂46が変革を遂げた時期だったと振り返ることができるが、歌詞に至ってはサビのインパクトや英詞といった部分に注目が集まる楽曲でもあった。

乃木坂46『ごめんねFingers crossed』

 「ごめんねFingers crossed」でセンターを務めるのは4期生の遠藤さくら。24thシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』以来、1年9カ月ぶり2度目のセンターとなる。「夜明けまで強がらなくてもいい」は公式にも「日々の悩みや葛藤を乗り越え、自分自身を奮起させる、力強いメッセージが込められた楽曲」とされているが、「ごめんねFingers crossed」もまた歌い出しの歌詞である〈今だってもちろん好きだけど/なぜだろう あの頃に戻れない/君の幸せをずっと祈ってるよ/ごめんね Fingers crossed〉が示すように、失恋をステップに次へと歩みを進める芯の強い女性像がモチーフになっていることが分かる。

乃木坂46 『夜明けまで強がらなくてもいい』

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