日向坂46 佐々木美玲&丹生明里、ドラマ『声春っ!』でW主演 2人の絶妙な掛け合いが魅力に
ドラマ『声春っ!』(日本テレビ)でW主演を務める、日向坂46の佐々木美玲と丹生明里に注目が集まっている。そこで今回は同ドラマの主題歌「声の足跡」でWセンターも務める2人の演技の魅力について考察してみたい。
佐々木美玲は同作で日ノ輪めいこ役を演じる。人前でうまく話せないコンプレックスを抱えているが、密かに声優になり大好きな漫画の世界に入りたいという夢を持っていて、自分を変えたい、夢を叶えたいという気持ちで、ドラマの舞台である「きらめき声優学園」に入学する。
2020年放送の日向坂46主演ドラマ『DASADA』(日本テレビ)で演じた岡田いちごも物静かなキャラクターだったが、今回も内側の絶妙な心情の変化を表現する佐々木美玲の姿は実に見事だ。グループ加入当時から高いパフォーマンス力が備わっていて、いつもニコニコと天性のアイドルの素質を持ち合わせている佐々木美玲とは一味違う不器用なめいこを、表情の演技を駆使しながら見事なまでに演じきっている。
一方の丹生は天道まな役に扮する。めいことは対照的な、明るく元気な少女だが、事故で剣道を続けられなかった過去を持つ。新しい夢・声優に向かって前向きに突き進み、めいこに大きな影響を与える。めいこのライバルであり友人だ。
丹生は元剣道少女という設定を含め、良い意味で普段の彼女そのもののようなキャラクターを演じているように思う。丹生のトレードマークである。
「笑顔」を、演じる上でも最大限に活かしつつ、その上でドラマに躍動感を与えている。しかし不思議なのは、しっかりと「天道まなとして完璧な演技をしている」と思わせてくれるところ。セリフ量も多い中で、こんなに自然な演技が出来たのかと、驚かされているおひさま(※日向坂46ファンの呼称)も多くいるのではないだろうか。