草なぎ剛、“最優秀主演男優賞”受賞が心に響いた2つの理由 「人生を全うする」俳優が証明したもの

 改めて、新しい地図が開かれたときに公開されたメッセージムービーを思い出す。

逃げよう。自分を縛りつけるものから。
ボーダーを超えよう。塗り替えていこう。
自由と平和を愛し、武器は、アイデアと愛嬌。
バカにされたっていい。心をこめて、心を打つ。
さあ、風通しよくいこう。私たちは、新しい地図。

新しい地図

 今回の草なぎの受賞は、まさに「塗り替えられるのだ」と証明してくれるものだった。何歳からだって、どんなに無謀だと言われる挑戦だって、きっと心をこめて続けていけば、いつか心を打つ結果にたどり着く。そんな勇気をもらえる受賞だった。

 そして、受賞直後のインタビューで「頭が真っ白になって。“驚き桃の木山椒の木”って感じで。諦めずに続けてるといいことあるんだなって。人生捨てたもんじゃないなとすごく思うところがある。みんなも一緒に頑張っていこうね」と、“つよぽん”節が炸裂していたのも、またNAKAMAを笑顔にさせた。最強の武器とも言える“愛嬌”は、たとえこうした大舞台であったとしても変わらないことがうれしいのだ。

 草なぎ剛は、その生涯をかけて「自分の人生を全うする」を示し続けてくれる俳優だ。彼の生き様という主演舞台、これからも見届けていきたい。

※1:https://news.mynavi.jp/article/20200927-midnightswan/

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