7ORDERが拡張するエンターテインメントの世界 7人の個性とチームワークで作り上げた日本武道館公演

7ORDER、日本武道館公演レポ

 「改めまして僕たち7人が7ORDERです、よろしくお願いします!」という安井の挨拶で、MCへ。長妻が振りを間違えてしまったことや、萩谷と諸星による“大喜利”円陣、真田の生声での円陣掛け声などでファンを笑わせる。楽しい雰囲気のまま始まったのは、「Monday morning」。そしてゆったりした雰囲気から一点、ダンスチューンの「Make it true」、セクシーな魅力あふれる「&Y」と続いていく。途中からは諸星のサックスも響き渡り、さらに雰囲気を深めていった。

 そのまま次の曲にいくかと思いきや、諸星がサックスで短いフレーズを奏で、それに合わせてメンバーが動くストンプがスタート。諸星がサックスから電動ドリルに持ち変えると、静止したままのメンバーが次々と動き出し、バケツやカナヅチ、ホイッスル、メジャー、デッキブラシなどをそれぞれ手に取り、その音に合わせてパフォーマンスをし始めた。しばらくすると音楽がかかり、7人によるダンスパフォーマンスがスタート。アクロバット要素も入った本格的なダンスで会場を魅了していく。勢いをそのままに披露したのは、力強い「What you got」。続いて真田がギターを抱えて登場し、再びバンドスタイルになり、「27」、「Break it」と一気に駆け抜けていった。

 最後はリーダーの安井から「本日はありがとうございました。今日僕たちは1stアルバムをリリースして、デビューという形になります。今日が特別な1日になるっていうのは、きっと間違いなくて。でも、特別な1日をこれから僕たちはもっともっと作っていきます。もっとすごい日が来ることを楽しみに待っていてください。今日は本当にありがとうございました」と挨拶。「メンバーみんなで作詞をした」という新曲の「夢想人」を披露し、ステージを後にした。

 メンバーが姿を消した後、楽曲制作風景の映像が流れる。昨年の安井の誕生日にメンバーが作った楽曲を、最後まで形にしている様子だ。「再始動しますってなった日も雨だったし、レコード会社と契約しますって日も雨だったし。イベントをやった日も雨が多かった。この曲を聞いてもらって、楽しい思い出に変わってくれたらいいな」、「雨ってネガティブだけど、雨が降ったら自分たちの何かが始まるって思えたら素敵だよね」というメンバーの言葉とともに再びステージに姿を現した7人が披露したのは、完成版の「雨が始まりの合図」。会場に舞う7色のメンバーカラーの紙吹雪は、彼らの新たなスタートを祝福するカラフルな雨のようにも見えた。そして最後は1人ずつ改めて挨拶と感謝の言葉をファンに伝え、「ありがとうございました!」とステージを後にし、ライブに幕を降ろした。

7ORDER 公式サイト

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