相川奏多、楠木ともり、諸星すみれ……2021年に大きな飛躍を予感させる注目の女性声優たち
2020年は『鬼滅の刃』の竈門禰豆子を演じた声優・鬼頭明里がバラエティ番組などに出演してブレイクしたほか、『ラブライブ!サンシャイン!!』の劇中ユニット・Aqoursから、鈴木愛奈、小林愛香、諏訪ななか、降幡愛、高槻かなこが次々とソロデビュー。同様に『BanG Dream!』の大塚紗英、工藤晴香、中島由貴もソロデビューを果たして、活動の場を広げている。2021年、どんな女性声優の活躍が期待されているのか、また注目の女性声優は?
二大注目アニメに出演する相川奏多に期待!
まず注目は、脚本家の野島伸司が原案・脚本を務めることでも話題の作品『ワンダーエッグ・プライオリティ』(日本テレビほか)で、主人公の大戸アイを演じる相川奏多だ。2017年に開催された「第3回ミュージックレインスーパー声優オーディション」で見いだされた16歳、2019年に始動したメディアミックス作品『IDOLY PRIDE』の成宮すず役に抜擢され、出演2作目となる『ワンダーエッグ・プライオリティ』で主人公役を射止めた逸材だ。
1月からアニメ放送がスタートする『IDOLY PRIDE』(ABEMA、TOKYO MXほか)は、サイバーエージェントグループとミュージックレイン、さらにストレートエッジがタッグを組んだ大型アイドルプロジェクト。楽曲制作を大石昌良、沖井礼二(TWEEDEES)、北川勝利(ROUND TABLE)、さかいゆう、田中秀和(MONACA)、やしきん、kz(livetune)、Q-MHzが手がけることでも注目度が高い。『IDOLY PRIDE』には『ミュージックレインスーパー声優オーディション』から世に送り出された、スフィアの寿美菜子・高垣彩陽・戸松遥・豊崎愛生、TrySailの麻倉もも・雨宮天・夏川椎菜も出演。
また、相川と同じくオーディションで見いだされた橘美來、夏目ここな、日向もか、宮沢小春も出演しており、5人は劇中における芸能事務所・星見プロダクションの所属アイドルとして、アニメのオープニングテーマ「IDOLY PRIDE」とエンディングテーマ「The Sun, Moon and Stars」などの歌唱にも参加している。いずれはスフィアやTrySailのように、相川を始めとした5人がユニットを組んでアーティストデビューするという可能性もある。また相川は、『ワンダーエッグ・プライオリティ』の主題歌を歌うキャラソンユニット・アネモネリアのメンバーでもあることから、声優だけでなく歌方面での活躍にも期待がかかっていることが分かる。
『ワンダーエッグ・プライオリティ』は、『ひとつ屋根の下』や『高校教師』など名作ドラマの脚本を手がけてきた野島伸司が、初めて手がけるアニメ。音楽をDÉ DÉ MOUSEとクラムボンのミトが手がけることでも話題だ。同作には相川奏多のほか、Aqoursのメンバーでソロアーティストとしても活躍する斉藤朱夏、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』で優木せつ菜を演じた楠木ともり、同作で高咲侑を演じた矢野妃菜喜が出演していることも注目ポイントの一つだ。