Sexy Zone マリウス葉の休養に寄せて 問われるアイドル活動の在り方

 また、10周年への想いも強かったと想像します。さらに、大学生の今しかできないこと、活躍が認められ始めた今だからできること、それらを余すことなくやり切りたい、という気持ちもあったと思います。しかし冷静に考えれば、過負荷に陥るのもやむを得ない状況と言えます。普通ならばできないことが、マリウスが頑張ればできてしまう、できてしまうが故に期待してしまう。その悪循環が彼のバランスを崩した、そう思うとやはりこの結果はあまりに切ないです。

 心身のバランスを回復するには、まず休養がメンタルヘルスケアにおいて重要です。その上で、これまでの活動スタンスの見直しを迫られるかもしれません。改善せずに不安定な状況を繰り返してしまう、というのが最悪のシナリオです。従って、取り返しがつかなくなる前に改善を図り、上手に活動を制御することが何よりも重要です。

 マリウスの大学生活があと2年は続くことを考えると、長期的に無理のない活動を見据える必要があります。彼らはエンターテイナーですから、多くの活動を通じてファンの期待に応えたい、という気持ちも大きいでしょう。10周年という節目を控えた今は、なおさらです。しかし、期待をすることがファンの役目であり、期待に応えることがアイドルの役目である、というアイドルの基本的定義を揺るがす状況に、Sexy Zoneは立たされています。Sexy Zoneが新しいアイドル像を模索する中で、その活動の在り方もまた、図らずも問われているのかもしれません。

 奇しくも、雑誌『SPUR』でマリウスが持つ連載のタイトルは「One step at a time 一歩ずつ進もう」。Sexy ZoneがSexy Zoneとして存在するためには、マリウスも、メンバーも、ファンも、一歩ずつ進むしかないのです。

■ジャニヲタおじさん
ジャニヲタのおじさん。1974年生まれ。福岡県在住。AB型。妻、息子、娘の4人家族。ジャニーズを見て、かっこいいな、素敵だなと思ったことをTwitterやブログに記しています。
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