嵐 相葉雅紀、恩師への想いを抱いて歩み出す“新たな旅路” 優しさに溢れた『天才!志村どうぶつ園』での16年半
9月26日、新型コロナウイルスによる肺炎のため、今年3月に亡くなった志村けんの冠番組『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)が最終回を迎えた。番組は『16年半ありがとう…志村園長と一緒に最終回2時間スペシャル』と題し、志村やレギュラーメンバーの懐かしいVTRとともに歴史を振り返った。今回は番組を振り返り、志村を芸能界の父と慕う相葉雅紀の成長や、新番組への期待を込め考察したい。
相葉雅紀が最終回に語った感謝のメッセージ
スタジオには相葉をはじめ、山瀬まみ、近藤春菜、箕輪はるか、DAIGOなどのレギュラーメンバーが集合。今年2月27日に熊本県で収録された志村の最後となったロケ映像を未公開映像として公開した。志村が溺愛していたチンパンジーのプリンちゃんに自転車の乗り方を教える映像を見た相葉は、「志村園長の優しさが本当に伝わるVTRだったなぁ」と感慨深くコメント。16年半を振り返って「志村園長を含め皆さんに出会えて僕の人生の財産になった。(番組を)好きで見て下さった皆さんには本当に感謝しています」とコメント。「さよならじゃない、お別れじゃない。いつも僕らの側には園長がいてくださっています」と締めくくった。
今年2月末、
志村園長は熊本を訪れていました。パンくんにも教えてあげた自転車を
今度はプリンちゃんにも教えてあげたい!と寒い中何時間も一緒に練習をしました。今夜、半年間放送できずにいた志村園長、
最後のロケ映像をお届けします。#志村どうぶつ園最終回 pic.twitter.com/OV6NlC7GNW— I LOVE みんなのどうぶつ園 (@minnano_zoo_ntv) September 26, 2020
志村は、番組に参加した当初から相葉を気にかけ、様々なアドバイスをしていたという。4月4日放送の同番組では、急逝した志村への想いを「グループの中で僕だけお芝居の仕事をもらえなかった時に、志村さんが僕に『焦るんじゃないよ。相葉くんには『志村どうぶつ園』があるでしょ。ドラマは3カ月で終わるけど、『志村どうぶつ園』はずっと続くからね。俺がずっと続かせるからね』って。すごく救われたことがありました」と語っている。
相葉も志村を恩師と慕い、その背中を見ながら番組で活躍。有名になったトラに背中からしがみつかれる迫力のシーンをはじめ「雅紀.com」(マサキドットコム)など人気コーナーも生まれた。特に、保護犬にシャンプーとトリミングを施して元の可愛らしい姿を取り戻し、新たな飼い主との出会いを応援するレスキューコーナーでは相葉の優しさが全開に。怯える犬に対し、優しく言葉をかけながら、自身がびしょ濡れになるのも構わず、懸命にシャンプーやトリミングを行う相葉の姿には毎回心を打たれ、温かな気持ちに包まれた。