s**t kingzのエンターテインメントは未来に向かう 生配信ダンスライブ『NAMA! HO! SHOW!!~ON&OFF~』レポート

s**t kingzのエンターテインメントは未来に向かう 生配信ダンスライブ『NAMA! HO! SHOW!!~ON&OFF~』レポート

 s**t kingzが8月29日、生配信ダンスライブ『NAMA! HO! SHOW!!〜ON&OFF〜』を開催した。

 6月13日にライブストリーミングスダンスショーのトライアル公演『s**t kingz presents NAMA! HO! SHOW! -Live streaming dance show-』を行い、「皆さんに笑顔を届けるダンスエンターテインメントを止めない」という姿勢を伝えた彼ら。“1つの空間を使って、何ができるかというが課題になってくる”というテーマで臨んだ今回の公演で4人は、ストーリー性を感じさせる構成、バラエティに溢れたステージング、ライブ初披露となるメンバーのソロダンスなどを融合させた、極上のエンターテインメントを届けてくれた。

 メンバーの気合い入れ、「よろしくおねがいします!」という声、「配信スタートから5秒前、4、3、2……」というスタッフの合図とともにライブはスタート。まずは「Drag」(s**t kingz × Kai Takahashi (LUCKY TAPES))でメンバー4人が切れのあるダンスパフォーマンスを披露。黒バックのシックなライティング、華麗にしてダイナミックなステージングによって一気に引き込まれる。“キュッ”というシューズの音も臨場感たっぷり。

 「はい、OKです!」という声がかかり、メンバーのトークへ。「今回のテーマは“ON&OFF”。ステージの表も裏もすべてエンターテイメントにして、パフォーマンスします!」(Oguri)と今回の公演のコンセプトを説明した後、なぜかshojiがお使いを頼まれ、コンビニへ行く。店内のお菓子を手に取りながら、「Too hard to choose」に乗って“なかなか選べない”を表現したソロダンスを披露。すると店内の奥に現れたブラインドが開き、kazuki、NOPPO、Oguriの姿が。kazukiがカメラ、Oguriが照明を持ち、NOPPOのパフォーマンスを撮影。さらにshojiが戻ってきて、カメラ、照明を持ち換えながら、お互いに“撮り合い”をしていると、スタッフに「作業のジャマなんで、控室に戻ってもらっていいですか」と注意される。

 バックヤードに戻り、kazukiが買ってきた飲み物を選ぶ4人。「SEXYSHOT」というドリンクを口にしたkazukiはいきなりキャラが豹変、「On my side」で文字通りセクシーな振り付けのソロダンスをたっぷりと見せつける。調子に乗って女性スタッフの肩に手を回した瞬間、「控室に戻ってろって言っただろうが!」とスタッフに叱られ、再びカメラは楽屋のシーンに戻るーー。

 流れをまったく切らず、一つのスタジオのなかで様々なセットを使いながら、群舞、ソロダンスをシームレスで見せる構成はまさに圧巻。個性と技術を持ち合わせたダンス、演劇的な要素を取り入れたシッキンのパフォーマンスは、明らかに進化していた。

 ライブ中盤は、さらにバラエティに富んだステージが続いた。まず楽屋でNOPPOがテレビを見はじめ、うるさくてOguriが消す。ムッとしたNOPPOとOguriがリモコンを取り合っているうちに、“リモコンを向けられたメンバーが踊りはじめる”という現象が起き、ドープなヒップホップとともに全員が踊りまくる。

 再びテレビを付けると、そこにはハワイの光景が。視聴者参加型のクイズコーナー「アメリカ横断シッキンクイズ in ハワイ」を挟み、Oguriのソロダンスへ。楽曲はレゲエ調の「I won’t say goodbye」。夕陽を想起させるオレンジ色の照明を浴びながら、裏打ちのビートと切ないメロディが融合した楽曲をエモーショナルに描き出した。次の瞬間、楽屋のシチュエーションに戻り、NOPPOのソロ。恋人との別れ、一人取り残された寂しさを綴った楽曲「足取り」を豊かな身体表現で際立たせるステージングに強く心を揺さぶられた。

 続く「SATURDAY MUSIC NIGHT」のセクションでは、白黒の映像とともにkazuki、Oguriが、20世紀半ばのボードビリアンを思い起こさせるタップダンスで魅了。さらにkazukiのドラムとOguriのタップによるセッションで盛り上げる。NOPPOとshojiは古き良きミュージカル風の音楽でパフォーマンス。二人が演奏するカズーの素朴な音色を活かした振り付けも楽しい。

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