s**t kingz、『メリーオドリマX'mas』開催間近 2019年の活動とダンスチームとしての核を語る

s**t kingz、ダンスチームの核

 フジテレビ系『FNS27時間テレビ にほんのスポーツは強いっ!』(11月2、3日)のグランドフィナーレの演出・振り付けを担当など、精力的な活動を継続しているs**t kingz。『メリーオドリマX'mas』開催特別連載の最終回は、目前に迫った『メリーオドリマX'mas』を中心に、ジャンルを超えた躍進を続けるs**t kingzの現在地と来年以降の展望について語ってもらった。(森朋之)

『メリーオドリマX'mas』は2019年の活動の集大成 

ーーまずは『FNS27時間テレビ』(11月2、3日)について聞かせてください。s**t kingzはグランドフィナーレの演出、振り付けを担当。ダンスの強豪校5校の生徒がメドレー形式で踊りつなぎ、猛特訓を重ねた先生たちが最後に感動的なダンスを見せるなど、大きな反響を集めました。

Oguri:いい仕事させてもらいましたね!(笑)

kazuki:全員でね。

shoji:総力戦だったんですよ。生徒のみなさん、先生方もそうですけど、カメラマンさんや照明のみなさんも含めて、何回もリハーサルして。すごい熱量だったし、最高の現場でした。

kazuki:15分以上のオンエアですからね。

NOPPO:すごいですよね。

Oguri:やることが膨大で、最初は何をどう始めればいいかわからなくて。でも、一つ一つのことに向き合いながら、「次はこれ、その次はこれ」とスタッフさんの方々と話ながら進めて、少しずつ形になって。RPGを攻略している感じというか(笑)、みんなでコツコツ作り上げたぶん、達成感も大きかったですね。

NOPPO:『27時間テレビ』は自分たちのダンスよりも制作に関わるところが大きかったんですけど、オンエアを観て、「こんなすごいことをやったんだな」と。スケールの大きさにビックリしました。

kazuki:『27時間テレビ』のフィナーレという、大きいプロジェクトにダンスを選んでもらったことが本当に嬉しくて。しかも「s**t kingz がやりたいようにやってください」と言われることが多かったんです。たとえばライティングやカメラの切り替えにも意見を出させてもらったし、アイデアをぶつけ合いながら作ることができて。まず、あんなに豪華なセットを作ってもらったのも初体験でしたからね。やりたいことがあっても、予算や状況によって難しいことも多いですけど、今回はこちらが提案したことがほとんど通って。どんな要望にも「やってみましょう」と言ってくれるスタッフだったんですよ。

shoji:先生たちもがんばりましたからね。会えなくなって寂しいし、いますぐにでも会いたいです(笑)。

ーー高校生のダンスのレベルも驚くほど高くて。

Oguri:そうですね。強豪校ばかりだし、みんな、すごく練習もがんばってくれたんですよ。ただ上手いだけではなくて、僕らがいないときも「もっと良くしよう」とがんばってくれて。それがあのクオリティを実現できた要因だと思います。

NOPPO:若いのにしっかりしてるんですよ、みんな。特に部長をやっている生徒はすごく頼りになりました。

kazuki:運動部なんですよね。

ーーみなさんが得られたものも大きいのでは?

shoji:それはホントにたくさんありますね。

Oguri:これくらい大きいプロジェクトでも、一歩一歩進んでいけば実現できるという自信になりましたね。

kazuki:今後もこういう企画が続けられるように、僕らもがんばります。

ーーそして大阪、東京で行われる単独ライブ『メリーオドリマX'mas』も近づいています。テーマは「シッキン史上最も“踊りまくり”のダンスライブ」ですが、どんなステージになりそうですか?

kazuki:踊りまくりですね(笑)!

shoji:単独の舞台はストーリーのなかで踊ることが多いんですけど、今回のライブではいろんなシッキンのダンスを観てもらいたいくて。ダンスのジャンルやスタイルというより、いろんな見せ方ができているのかなと。あと、今年1年の経験もいっぱい活かされてますね。フェスに出てたときに学んだ、お客さんとのコミュニケーションの取り方だったり。そういう意味では、2019年の活動の集大成だなと思います。

Oguri:去年の「The Library」もそうだったんですが、舞台は無言芝居(言葉を使わない表現)をテーマにすることが多くて。でも今回のライブでは、言葉を使う場面もありますね。

shoji:MCもあるしね。舞台とはちょっと違うユルさがあるなというか。もちろんダンスはきっちり見せるけど、いつも以上にリラックスして楽しんでもらえると思います。

kazuki:僕らもやってて楽しいんですよ。舞台はしっかり演出が決まっているので、まったく油断が出来ないんですよ。

NOPPO:緊張感がすごいからね。

kazuki:『メリーオドリマX'mas』はアドリブを入れられる部分もあって、楽しいんですよ。めちゃくちゃ踊るから、体力は削られますけどね。(舞台とライブの)ちょうどいいところを探してるんですけど(笑)、見つからないんですね。

ーー東京公演の会場はLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)です。

shoji:こけら落としのPerfumeの公演を観に行かせてもらって、「ここでやるのか」ってイメージしてました。2階席、3階席の方にもしっかり楽しんでもらえるようにアイデアを出し合ってるんですよ。みんなでパーティしたいし、とにかくダンスを楽しんでもらいたくて。

NOPPO:舞台の内容は観てのお楽しみですけど(笑)、しっかりお客さんとキャッチボールしたいですね。クリスマスなので、ドキドキ、ワクワクしてもらって、ハッピーな気分になってもらえたらなと。

shoji:「シッキン、めっちゃ踊ってたな」と思ってほしいし、「あれ? 気づいたら私たちも汗かいてる!」ってなったらいいなと(笑)。

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