ジャニーズWEST 重岡大毅、全方位アイドルから俳優までマルチな活動で見せる顔 誕生日を機に振り返る活躍ぶり

綴った歌詞から伝わるリアル感に多くの人が共感

 今回の『24時間テレビ』でも芝居はもちろんピアノの腕前も注目されている。俳優としても活躍する重岡を語る上で欠かせないのがアーティストとしての顔だ。ジャニーズWESTのアルバムの中では作詞、作曲も担当。アルバム『WESTival』では桐山照史とのユニット曲「乗り越しラブストーリー」を作詞し、ライブでは重岡がピアノ、桐山が三線を担当し披露した。また『WESTV!』に収録されている、重岡作詞・作曲の「間違っちゃいない」は、当初重岡と濵田崇裕、神山とのユニット曲であったものを、のちに「間違っちゃいない。」として改めてメンバー全員で収録(シングル『証拠』初回盤B)。こちらもファンから愛される曲として新たな成長を遂げている。

 俳優としての重岡の魅力は、どんな役を演じたとしてもどこかに等身大の重岡を感じられる部分ではないだろうか。自身の飾らない性格から生まれる自然体のセリフや仕草などで、役柄に“リアル”感が埋め込まれているように思う。それは彼の生み出す楽曲についても同じことがいえるかもしれない。歌詞に綴られた悩みや弱さ、思いなどがリアルに伝わるからこそ聞いた人の心に響く楽曲となっているように思う。

 ジャニーズWESTのライブで見せる揺るぎないセンターのプライドが垣間見える“全方位アイドル感”、MCでメンバーの中間淳太に“うざ絡み”する“悪ガキ感”など、いくつもの顔を持つ重岡。どんなキャラクターを演じても、 “愛される”キャラとして心を掴むのは人気の所以だろう。アイドル、アーティストとしてはもちろん、俳優、MCなどマルチに活躍してくれることを期待したい。

■北村由起
ライター・エディター。出版社勤務、情報誌編集長を経てフリーに。情報誌、webマガジン、ムック等を中心に執筆。ジャニーズウオッチャー。@yukkisetouchi

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