超特急、CDデビュー8周年記念生配信ライブで示した8号車との絆 「これからも様々な景色を見ていけたら」

超特急、8周年記念生配信ライブレポ

 カイの「みんな、楽しむ準備できてるか?」の煽りで、「Booster」からライブを再開。ダンサーが挑発的なラップを披露し、ユーキの大技アクロバットなども展開される同曲で、アッという間に画面の向こうの8号車たちを同曲のタイトな世界観へと惹き込んでいく。

 ユーキの蠱惑的な表情がアップになると、ライブの定番曲「Kiss Me Baby」がスタート。ややワイルドめなタカシの歌い回しが際立つ同曲で〈キミが思うよりずっと 悪い奴かもね〉の部分でセンターに立つリョウガ、キュートな笑顔で投げキスを放つタクヤ&カイなど、メンバーの表情をつぶさにカメラが捉えていった。

 8年間を振り返った後半のMCでは「様々なことがありましたけども、体感的にはあっという間。今日は生配信という形ではありますが最高のライブができて嬉しいです。これからも夢は変わらず東京ドームへ向けて全力疾走、全速前進で走っていきたい。これからも同じ仲間である8号車のみなさんと様々な景色を見ていけたらいいなと思っています」とリョウガが挨拶。

 そしてメンバーが号車順にカメラの向こうの8号車を煽りつつ、同日リリースシングルの表題曲「Stand up」を初披露。ダンサーたちが渾身のラップを披露するこの曲は、過去のシングルのタイトルや歌詞を盛り込んだリリックや、やはり見覚えがある過去シングルの振付をコラージュしたダンスなど、噛めば噛むほど味が出る一曲といえる。晴れやかなタカシのボーカルが突き抜けるようなパワーを放ち、間奏部分ではソリッドさが際立つ5人のフォーメーションダンスでも魅了した。

 曲調も振りも賑やかな「Drawイッパツ!」では、その場にいない8号車たちもTwitter上でコールをツイートするなど、SNS上もお祭り騒ぎに。

 最後のMCではメンバー全員が8号車へこんなメッセージを送った。

ユーキ

「まだまだ事態の収束までどのくらいかかるかわかりませんが、次に会えるときのために力を貯めて、思い切り爆発させましょう!」(カイ)

「今しかできないステキなライブになりました。9年目になりましたが、これからも超特急をよろしくお願いします」(タクヤ)

「みんなの前でパフォーマンスすることができることの当たり前ではない大切さを、コロナ禍があったから実感できた部分があります。この先9周年、10周年を迎えるためにまだまだ突っ走っていけたら」(ユーキ)

「初めて生配信ライブに挑戦しましたが、ここでしか味わえない空気感だったり、SNSを通じて送ってくれるメッセージでみなさんをすごく感じられるライブになりました。超特急はまだまだ未完成なところもあるグループですが、もっともっと頑張って笑顔を届けていきたいです」(タカシ)

「ハプニングも味方にするような最高の一日をみなさんと過ごせて嬉しかったです。これからも10周年、15周年、いや88周年、100周年まで目指して! 8号車とやっていけたら」(リョウガ)

 満面の笑みで画面からフレームアウトしていったメンバーたちだったが「なんか声聴こえへん? 『超特急』って聞こえる!」(タカシ)などとカメラの前に戻り、怒涛の盛り上げ曲「Burn!」からアンコールへ突入。喜びを爆発させるようにジャンプしながら戻ってきたメンバーには笑ってしまったが、「そこの料理中の奥さん! 声出していただきたいんですけどよろしいですかぁ?」(リョウガ)、「8号車、愛してる!」(カイ)などと、最後に思い思いに画面の前の8号車を煽っていく。ライブでは8号車にマイクを向ける間奏部分で「ここ(スタジオ)にも聞こえるくらい大きな声で歌ってほしい!」とリョウガが叫び、メンバー全員でも合唱。さらにライブではいつもタクヤとリョウガが絡む終盤のくだりで「ソーシャルディスタンスだから!!!」(タクヤ)と絶妙に距離を保っていたのも笑いを誘った。

 「生配信ライブだったからこそより強くみなさんとの絆を実感できたと思いますし、僕たちと8号車なら間違いないと思えました」とリョウガが締めくくったこのスペシャルライブ。SNSでは、画面越しに5人の息遣いまではっきり聞こえてくるほどの“最前”でライブを満喫できた多くの8号車から喜びの声が上がっていた。コロナ禍の昨今においても積極的にSNSやHPを活用し、様々な形でグループについての発信を続けてきた彼らだが、今回はそういった試みが活きた企画となっていたのも非常に興味深かった。

 配信の最後には今年の8月8日(8号車の日)にオンエアされる『超特急8号車の日SPECIAL WOWOW限定! 超特大8時間特番 BULLET TRAIN 8th Anniversary Special「超フェス2020」』や、同日に新曲「Dear My Good-bye」が配信リリースされることがアナウンスされた。まだまだ先が見えない状況ではあるが、超特急が次の一手をどう打ってくるのか楽しみだ。

オフィシャルサイト

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