THE RAMPAGE 後藤拓磨、最年少ながらグループのアイデンティティを守る存在ーー趣味だったカメラで“愛の伝道師”に

RAMPAGE後藤拓磨が守るアイデンティティ

 今やJr.EXILE世代を牽引する16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)。ワイルドなビジュアルやアグレッシブな楽曲、大人数で繰り広げるダイナミックなパフォーマンスが印象的な彼らだが、1人1人のキャラクターやメンバー同士の関係性を探ってみると、そこには意外な魅力が溢れている。そんな彼らの魅力を伝える、THE RAMPAGEメンバー分析。最終回となる第16回目は、パフォーマーの後藤拓磨について紹介していく。

後藤拓磨

 後藤拓磨は、1998年12月4日生まれで和歌山県出身。幼少期は「夢を見つけられないタイプの子だった」(引用:TOKYO HEADLINE)そうだが、小学4年生の時にテレビで「Ti Amo」をパフォーマンスするEXILEを観て、アーティストを志すように。その第一歩として劇団EXILEのオーディションを受けた際に、「Choo Choo TRAIN」を課題曲とするダンス審査があることを知り、地元・和歌山のダンススクールに通い始めたことがダンスを始めたきっかけだったようだ。その後、小学生のうちにEXPG STUDIO OSAKAに通い始め、陣や岩谷翔吾といった現メンバーとともにダンススキルを磨くと、2014年、世界で活躍する次世代アーティストを育成するプロジェクト「GLOBAL JAPAN CHALLENGE~世界に羽ばたく夢者修行~ in NEW YORK supported by EXILE & avex group」のオーディションに参加。そこでは惜しくも落選するが、THE RAMPAGEの候補生に選出され、15歳という若さでTHE RAMPAGEの正式メンバーとなった。なお、THE RAMPAGEの中では最年少で“たっくん”と呼ばれることの多い後藤だが、じつは弟と年の離れた妹がいる長男で、弟は「GLOBAL JAPAN CHALLENGE」の合格者。THE RAMPAGEのデビュー後にも、兄妹揃ってEX SHOW大阪公演(EXPG STUDIOが行う大規模な発表会)に出演したり、弟妹との写真を公式Twitterに投稿したりと、プライベートでは良いお兄ちゃんぶりを見せているようだ。

 得意とするダンスジャンルは、オールドスクールヒップホップ(引用:THE RAMPAGE、16人全員集合インタビュー バラードでの新たな挑戦とグループ内での個々の役割を語る)。一般的にヒップホップは、年代によってオールドスクール、ミドルスクール、ニュースクールの3つに分けられ、オールドスクールヒップホップとは、1970年代初頭のヒップホップ文化の黎明期に生まれたとされるダンススタイルの総称。ブレイクダンスやロックダンス、ポップダンスといった多種類のダンスが内包されているジャンルだ。しかし、ヒップホップに詳しいLIKIYAによると、後藤のダンスは1980年代後半~1990年代にかけて流行したミドルスクールヒップホップだという解釈もあるようで、過去のインタビューでは、同時期に流行したニュージャックスウィングを引き合いに出して「拓磨はまたそれとは違ったHIPHOP要素の強い踊りで。(ニュージャックスウィングを得意とする)浦川翔平達は結構機敏に踊るんですけど、拓磨はバトルサウンドでも踊るような感じですね」(引用:『OUT of MUSIC vol.52』)と分析。いずれにしても、後藤のパフォーマンスには人一倍強いヒップホップ愛とパッションが溢れており、本人も「すべての作品には僕が持つエネルギー全部を常に注ぐので、その僕のパワーやバイブスを感じて頂けると嬉しいです」(引用:BILLY’S)と語っている。

 そして、個性派メンバー揃いのTHE RAMPAGEにおいて、後藤がとくに秀でていると言えば、あらゆるものを自分の糧とする吸収力。日常的に「(見慣れているものに対しても)“初めての感覚で捉える”ということを強く意識して」(引用:BILLY’S)いるそうで、それは振付を制作する際にも活かされている様子。LIKIYAの推薦により、初めて振付に挑戦した4thシングルの表題曲「Fandango」では、「レゲエ独特のタメのあるグルーヴを取り入れてみたり、民族舞踊的な動きを取り入れてみたり。その上で、この曲には「宴」というキーワードが出てくるので、大騒ぎしている感じを出すために跳ねた振り付けをつけたりもしました」(引用:THE RAMPAGEが語る、グループの音楽性と現在地「EXILE TRIBEの一員であることを改めて意識した」)と、引き出しの多さを発揮。与那嶺瑠唯と共にサビを担当した「Move The World」(与那嶺、山本彰吾、藤原樹との共作)については、過去の楽曲の動きを取り入れつつ、後藤と与那嶺が得意とするグルーヴィな振付を作り上げたと語っている(参照:『OUT of MUSIC vol.64』)。



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