草なぎ剛のポジティブなエネルギー 香取慎吾とのトークから感じた“これからの日々を生きるヒント”とは?

 草なぎ剛を見ると、不思議と頬が緩む。なぜ、彼の言動を見ると和んでしまうのか。それは、彼がいつもそのときの状況で、何ができるのかを真剣に考え、動き出すエネルギーに満ちているからかもしれない。いつも天真爛漫な少年のように、ニコニコと機嫌よく日々を過ごしているのも、きっとそのせいではないだろうか。

 香取慎吾と共にパーソナリティを務めるラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)5月24日放送回では、これからの日々を生きるヒントとなるような、草なぎのポジティブトーク&名言が飛び出した。

 タイトル変更前から数えると今年で25年も続く2人のラジオ。まだまだ楽観視できない新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、リモートでの収録となった。冒頭から草なぎは「このような形でお送りするのは初めてなんですけど、いろんな困難を乗りこえて先に進むしかありませんので、みんなで一緒にがんばりましょうね」とリスナーにエールを送る。

 そして「こんなことになるとは誰も思ってなかったし、でも、ただ大変だったりさ、そういうことだけで終わらせたくない時期だからね。新しい発見って必ずあると思う」と語る草なぎに、幼い頃からの親友でもある香取は「そうだね。新しい世界がやってくるんじゃないかなとも思う」と受け止めた。

 新しい発見、新しい世界……まっさらなところから“新しい地図“を広げた彼らのことだ。“新しい何か“をつかみ、必死になりながらもその日々を楽しもうというのは、彼らの真骨頂でもある。

 そして今回は、草なぎの口から「畳一畳で人は生まれ変われる」と名言が飛び出した。「スペースいらないんだよね、運動って。それが今回の収穫というか。自分もジムとか今行けない時期なんだけど、体の鍛え方とか見直すことが多くてさ」と“新しい発見“について嬉々として話す。STAY HOMEを言い訳に、ついつい暴飲暴食やなまけた生活になりがちな人にとっては耳がちょっぴり痛い話だ。隣で香取が多くの人を代表するように、「すみません」とついつい謝る姿も微笑ましい。

 草なぎはさらにストレッチポールを使って股関節をほぐす大切さも熱弁。稲垣吾郎も若いころから楽屋でストレッチをしているのだ、とも。「ストレッチポールのところを地面とすると段があるから、そのぶんだけ余白が生まれるじゃん。そのスペースをうまく利用するわけよ」。

つよぽん流!全身をほぐせるストレッチポールで体を鍛えます!

 饒舌に説明していく草なぎに、思わず「珍しくラジオで、しかもリモートなのにわかりやすい説明ですね。初めてかもしれません」と称賛する香取。すると、草なぎは「ストレッチポールを地面とみなして……」と再度説明を繰り返していく。「何回言うんだ、わかったって(笑)」と静止されると「褒められたんでね」と嬉しそう。

 「畳一畳で人は生まれ変われる」という名言を発見して嬉しくなった草なぎは、「本出そうかな」と、やる気がみなぎっていく。発見したドキドキ。それを共有するワクワク。続けて成果が出る喜び……大人になるとそんな情熱を抱き続けるのが難しくなってくるものだ。だからこそ、そのエネルギーが衰えることを知らない草なぎに、私たちは元気をもらうのだろう。

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