草なぎ剛と香取慎吾、「アマビエ」ブームに参加? 「つよのしん」誕生から感じた共有することのありがたさ

 草なぎ剛と香取慎吾が、「アマビエ」に代わる「つよのしん」を生み出した。「アマビエ」とは、江戸時代の後期に、現在の熊本県で海の中から光り輝く姿で現れたと語り継がれてきた半人半魚の妖怪。豊作と疫病の流行を予言し「私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ」と告げて海の中へ帰っていったという伝説から、「疫病退散のご利益があるのではないか」と、このコロナ禍で一気に人気が高まった。

 SNSを中心に多くの人が「アマビエ」の絵を描いて発信。「アマビエ」の姿形を模した食べ物も各地で販売され、ブームを巻き起こしている。そんな流行を受けて、草なぎと香取がパーソナリティを務めるラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)5月10日放送回で、新たな妖怪「つよのしん」を描いてみようということに。

 もともと健康志向の強い草なぎは番組内で「健康つよぽん」のコーナーを持ち、自身のYouTubeチャンネルでも、最近はラジオ体操やストレッチ、ヨガのポーズなども積極的に発信しており、まさに健康の守り神としてピッタリだ。

 だが、当の草なぎ本人は意外にも「みんな乗ってこないんじゃないの? リスナーの人たち」と苦笑い。香取に「健康つよぽんですから!」と背中を押されるかたちで、「つよのしん」の姿を想像し、その特徴を挙げていった。以下のポイントを踏まえて、ぜひあなたも「つよのしん」のイラストを描いてみてほしい。

<「つよのしん」の特徴>
・全身毛に覆われている大きな獣
・顔はシベリアンハスキーやオオカミのようにマズル(口から鼻先にかけて)が長い
・頭には葉っぱで作った帽子をかぶっており、間から耳が出ている
・頬には長いヒゲ(温度などを察知する触覚になる)
・二足歩行で足のサイズは30センチほど
・ツキノマグマ(正しくはツキノワグマ)のように胸の毛が錨(イカリ)マークのかたちに白くなっている
・腕は細めの筋肉質で毛が逆立ち、手足はオオカミのように鋭い爪と肉球を持つ
・長いしっぽがある
・右手に持つのは、3本に分かれた鎖の先にフレンチブルの頭の形をした鉄の塊の武器

 最後に、思わぬ武器が登場する展開に香取が困惑しながらも、ハッシュタグ「#つよのしん」「#パワスプ」をつけて、リスナーが描いた「つよのしん」をアップしてほしいとお願い。すると、SNS上では様々な「つよのしん」がお出ましした。

 まさに疫病をぶっ飛ばしてくれそうな迫力ある強面な「つよのしん」から、そのままゆるキャラとして発売できそうな可愛い「つよのしん」までがアップされる。そんな中、アーティスト・香取慎吾も「つよのしん」を描き、ブログ『空想ファンテジー』でオリジナルストーリーと共に披露した。草なぎが何度も言い間違えた「ツキノマグマ」が、ブログにもしっかり反映されているところに“しんつよ愛“も感じられた。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる