草なぎ剛、愛犬くるみちゃんとの不思議な縁 活躍を支え続ける“守るべき存在”
草なぎ剛が、5月3日放送の『ななにー』こと『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)で、愛犬・くるみちゃん(フレンチブルドッグ)の出産報告をした。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、リモートで収録を行なった5月の『ななにー』。20名以上のゲストとテレビ電話トークを終え、稲垣吾郎、香取慎吾、そして“ななにーファミリー”ともいえるキャイ~ン、みちょぱ(池田美優)と共にまったりとしていたところ、おもむろに「ひとつ私から発表がありまして。あのですね、私ごとなんですけど……」と切り出した草なぎ。
普段とは異なる声色に真剣な様子が伝わり、何事かと一同ががざわついていると「私の愛犬のくるみちゃんがですね、3月27日に子どもを産みまして」と報告したのだ。誰もが先の見えない不安を抱える中での、思わぬハッピーなニュースに誰もが笑みを浮かべた。
続けて、産まれて間もない子犬の写真を披露すると、香取は「うわー。くるみがママになった!」と感激の声を上げる。また稲垣がクリーム色のくるみちゃんに対して「ちょっとカラーがくるみちゃんとは違うんだね」と子犬の毛色に注目すると、草なぎはブリンドル(黒や茶色、ゴールドなどの毛が縞模様のように入った虎毛のこと)であることを嬉しそうに説明した。
子犬3匹の名前は、それぞれレオン(オス)、マチルダ(メス)、桃(メス)。レオンとマチルダは、外出自粛中に草なぎが見返した映画『レオン』の主人公とヒロインから取った名前で、桃はくるみちゃんの「くるみ」を漢字にすると「胡桃」と「桃」が入っていることから名付けたという。ゆくゆくは1匹を手元に残し、他の2匹は譲ってほしいと言われている知人へ里親に出す予定だそうだ。
4月の『ななにー』オンエア日(4月5日)には、すでに子犬は誕生していたものの、まだ小さかったことから発表を控えていたという草なぎ。また、フレンチブルドッグは頭が大きいため、基本的には帝王切開となることから、母犬が子犬を認識するのに時間がかかることもあるそうだ。くるみちゃんも、最初は子犬との接し方に戸惑いを示していたようで、通常なら母犬が排泄のサポートをするところを草なぎが代わりに対応していたと明かした。
「僕がね、ミルクやってて。生まれたときに40分ごとにミルクとかあげないといけなくて。本当に“STAY HOME”の今だから育てられてるのかなって。くるみが僕に、いい時間を与えてくれたんだよね」
この言葉を聞いて、草なぎとくるみちゃんの不思議な縁を再び思い出した。くるみちゃんが生まれたのは、2016年12月30日。2016年といえば12月31日付でSMAPが解散をした、激動の年だ。「僕はね(生後)3カ月で、くるみを迎え入れたんですけど。いやー感慨深いですね。くるみちゃんのことを話してると、私ね涙がちょちょぎれちゃいますよ。えーんっつってね、本当に(笑)」と、冗談を交えながらも目頭を押さえながら振り返った動画が、YouTubeにアップされている。
2016年12月30日から3カ月となると、まだ新しい地図が立ち上がる前。稲垣と香取、そして彼らのもとにNAKAMAとして集ったスタッフたちと、新たな船出について話し合いを重ねていたころだ。
「迎え入れるタイミングも、すごい僕の人生にとって大きな波があって、ターニングポイントだったので。そこにくるみちゃんが本当にたまたま重なって。今思うと、くるみちゃんがいてくれたおかげで、いろいろ僕も気持ち的に助かったんだなって……」
先の見えない不安な中で、それでも何かを始めなければと自分を鼓舞する難しさ。そんな草なぎの心を奮い立たせるように、くるみちゃんはやってきた。人は自分のためだけよりも、誰かを守ろうとするときのほうが力が湧いてくるもの。草なぎの今の活躍は、くるみちゃんという守るべき存在があったからに違いない。