始める楽しさを伝える草なぎ剛、アートで繋がる稲垣吾郎と香取慎吾……新しい地図が発信する様々な“おうち時間”

 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、「#STAYHOME」が呼びかけられて久しいが、まだまだ長期戦が強いられそうだ。誰もが経験したことのない事態に、多くの人がストレスを感じている。

 前代未聞の状況も前向きに取り組む力――。それは、常に開拓者として30年以上、日本中に笑顔を届け、変わりゆく時代と共に“新しい地図“を広げた彼らの真骨頂ではないだろうか。彼らとはもちろん稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人のことだ。このストレスフルな空気が流れる今も3人は、SNSを通じて様々な“おうち時間“を届けてくれている。

“まずは始めてみる楽しさ“を教えてくれる草なぎ剛

 予定されていた舞台の中止が決定するという苦渋の決断をした直後でも、「僕としても舞台の中止はとても残念ですが、皆さんの健康が第一だと思っています。  皆さんがまた一日も早く普段通りの生活に戻れますように 願っています。 そして、その時にまたお会い出来ればいいなと思っています」と、常に前向きな言葉でNAKAMAを勇気づけてきた草なぎ。

 Twitterでは、私たちに近い視点でリラックスした動画をコンスタントにアップしている。香取慎吾のYouTubeチャンネルに上がったMV動画を見ながら、「慎吾ちゃん、私の、絵使ってません!なんでやー」とボヤきコメントをしたり、「クルミは、グルメ犬?」「クルミちゃんは、何でも 似合いますなー」と愛犬・クルミちゃんへの親バカっぷりも見せてくれたりと、朗らかなな“おうち時間“に改めて親近感を抱く人も少なくないのではないか。

 さらに、外出自粛中で運動不足を懸念したのか、突然“忍法フラフープ“動画を投稿。「やはり、この人、変だなー」と自らツッコんでいくスタイルも笑いを誘う。ストローを伸ばしたり、練習中のギターをかき鳴らして「ギターサムライ!悔しー!」とふざけてみたり、身近なもので遊びまくるのだ。

 最終的には、「ダンス!ダンス!カロリー消費だねー!」と、体ひとつで遊び始める草なぎ。30年以上歌って踊ってアイドルを続けてきただけあって、呼吸をするのと同じように、軽やかにキレのある動きを見せる。にも関わらず、体をうねらせて「(ダンスを)やってる人みたいな」と笑ってみせるところも実に彼らしい。なにか特別な技術なんてなくても、楽しく体を動かせばいいんだと教えてくれるようだ。

 好きな人が出ている動画を見る、ペットを愛でる、楽器を練習する、ダンスしてみる……まずは何かを“始めてみる“ということ。草なぎを見ていると、いつも元気がもらえるのは、きっと彼がその最初の一歩を踏み出すエネルギーに溢れ、見ている私たちに分けてくれるからだろう。

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