嵐、『ワクワク学校オンライン』開校の意義 公式Twitterから広がる“感謝”の連鎖

 日本を襲った未曾有の事態に、再び嵐が立ち上がった。医療従事者をはじめ、ライフラインを支える多くの人たちに感謝を届けるために。

 2011年、東日本大震災の復興支援チャリティーイベントとして開催された『嵐のワクワク学校』。以降、毎年恒例のイベントとして開催を続けながら、収益の一部を各地の災害に対する義援金として寄付を行い、その総額は、2018年時点で約20億円にのぼる。

 2020年末をもって活動の休止を発表している嵐は、昨年で『ワクワク学校』を卒業、今後は後輩グループへ引き継ぐとされていた。

 しかし、突如世界中を襲った新型コロナウイルスの感染拡大。イベント開催はおろか、通学・通勤といった日常生活もままならない日々が続く。

 そんな今だからこそ「できること」を模索するのがジャニーズだ。このたび『嵐のワクワク学校オンライン』が開校。満を持して、嵐先生が帰ってきた。

ファンの応援が「支援」へ

 現在、ジャニーズ事務所が行っている医療従事者支援活動『Johnny's Smile Up! Project』。本プロジェクトは、ファンが楽しみながら「支援」の一端を担うことができる。

 コロナ禍での『嵐のワクワク学校』開校に向け、ジャニーズでは初となる有料映像配信サービス「Johnny's net オンライン」を開設。事前にチケットを購入することで『嵐のワクワク学校オンライン』の視聴が可能になるシステムだ。チケット代の収益の一部はもちろん義援金に充てられる。ファンの応援が「支援」へと形を変え、日本中の医療従事者に届けられる。

 各メンバー20分程度の授業を行う『嵐のワクワク学校オンライン』。期間限定で、後日配信も視聴することができる。ラインナップは以下の通り。

二宮和也「今こそ感謝を伝えよう」5月2日(土)13時
櫻井翔 「“新型コロナウイルス”を知ろう」5月9日(土)13時
相葉雅紀「カラダを動かそう」5月16日(土)13時
松本潤 「“待つ”意味を考えよう」5月23日(土)13時
大野智 「絵を描こう」5月30日(土)13時

 また、授業の合間には不定期に「みんなとつながる!?生配信ホームルーム」を開催。5月17日には二宮が、次回は櫻井による配信が24日13時から予定されている。

 各メンバーが趣向を凝らした授業を行うなか、5月17日に立ち上げられた『嵐のワクワク学校オンライン』公式Twitterアカウントでは、生徒であるファンに向け「19時に感謝のツイートをしよう」と呼びかけた。

 Twitter上に飛び交った「#嵐のワクワク学校オンライン」「#とどけ感謝」の公式指定ハッシュタグは、辿っていくたび優しい気持ちで満たされる。混沌とした先の見えない世の中にあっても、日常にはこんなにもたくさんの思いやりや、互いを労う心、譲り合う気持ちが溢れているのだと気付かされる。

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