嵐、「Love so sweet : Reborn」にも表れた一貫した姿勢 時代感をアップデートして世界に伝えるJ-POPの美学

 嵐が“Reborn”企画の最新作「Love so sweet : Reborn」を配信リリースした。

 昨年12月より過去のシングル曲をリプロダクションする“Reborn”企画を展開してきた嵐。第1弾では、デビュー曲「A・RA・SHI」を「A-RA-SHI:Reborn」として生まれ変わらせ、続く今年2月には同曲を含む「a Day in Our Life:Reborn」と「One Love:Reborn」を合わせた3曲を『Reborn Vol.1』として発表した。

 そして今回は、2007年にリリースされたシングル曲「Love so sweet」を再構築。これまでの“Reborn”作品と同様に、歌詞も大幅に改変され、英詞が曲中の多くを占めている。

 「Love so sweet」と言えば、ピアノを中心とした爽やかなバンドサウンドやキラキラとしたウインドチャイムが印象的に鳴り響く明るい楽曲だ。しかし、“Reborn”バージョンはいわゆる現代的なEDMをベースにしていて、同じ曲でも時代感がまるで異なるものになっている。

「Love so sweet」
「Love so sweet:Reborn」

 たとえば、Aメロにあたる部分では音数を極力減らし、ボーカルを浮き立たせることで透明感のあるトロピカルハウスにも似た作りを見せる。徐々にビートを強め、サビでは一転してハードなエレクトロへと変化。緩急がはっきりとしているためサビで爆発するような盛り上がりを見せる。

 結果、原曲の持つ明るさの他にも“カラフル”なイメージや“力強さ”といった様々な要素を持った作品へと進化している。近年のダンスミュージックのトレンドを取り入れたことで、J-POP然としていた原曲が時代を飛び越え、ジャニーズ作品のイメージすらも一新するサウンドへと様変わりしているのだ。

 近頃の嵐の活動からしても、これは言うまでもなく海外への意識の表れだろう。原曲は10年以上前のリリースだが、生まれ変わった本作からは古さをまったく感じない。

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