SKY-HIの活動に見るスピード感と柔軟性 「#Homesession」の広がりから『スッキリ』リモートライブまで

 新型コロナウイルス感染拡大といういまだかつてない大きな危機が訪れ、世界中が不安に苛まれている。とりわけエンタメ業界への打撃の大きさは日々話題が尽きないほどで、アーティストたちは試行錯誤しつつもSNSやYouTubeで様々な発信をしている。SKY-HIもその一人だ。4月7日、「感化されたのもあって、#Homesession 作りました。“お家の中にいて”ってサビで歌う日が来るとは思わなかったけどw 本当にいい曲が出来たし、これもっと良くなりそうだと思わない?」というメッセージとともに、楽曲「#Homesession」をYouTube上で公開した。

 バトン形式でTHE SUPER FLYERS(SKY-HIのサポートバンド)に一人ずつ回し、宅録、セッションしながら曲を完成させていくというものだ。さらに音源のボーカル、トラック、ステムデータも『#オンライン繁華街』と名付けられた企画ページにて公開されており、「#Homesession」というハッシュタグをつけて誰でも本格的にセッションが楽しめるようになっている。それによりSNS上では一般の人々や、楽器を演奏したり歌を歌わない人も、自由にSKY-HIたちと音楽を堪能しているようだ。

 公開されてすぐ、ギターの田中”TAK”拓也がオンラインセッションをスタート。その後もベース、パーカッション、キーボード、ホーンセクションと続き、4月16日にはダンサーのBLUE FLAP QUARTETが動画をアップし、形になった。さらには、様々なアーティストにも派生しており、西島隆弘(AAA)や斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN/XIIX)、石橋陽彩、佐々木直人(リアクション ザ ブッタ)、MC小法師、西澤呈(GENIC)などが公開されている動画やデータを使って音楽を発信している。こうした彼らの作品を見ると、CDやストリーミングにはない“生っぽい”グルーブとそれぞれの個性が垣間見えて面白い。各人のフレーズが目立つからこそ、「ここは◯◯っぽいフレーズだ」とアーティスト一人ひとりをじっくり味わうことができる。また、動画という形にする上でも大胆にアレンジをする人、自分の楽器の音を大きめにする人、他の音に溶けこませる人と様々だ。これもオンラインセッションという形だからこその面白さだろう。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる