Shuta Sueyoshi、SKY-HI……独自の世界観を磨いて発信 AAAメンバー、ソロ活動でも充実
2020年2月19日、AAAの15年間が詰まったベストアルバム『AAA 15th Anniversary All Time Best -thanx AAA lot-』、ミュージッククリップベスト『AAA 15th Anniversary All Time Music Clip Best -thanx AAA lot-』がリリースされた。デビューシングル曲「BLOOD on FIRE」から最新シングル曲「BAD LOVE」までのシングル表題曲が詰め込まれた同作は、2作ともオリコン週間ランキング1位を獲得。11月からは男女混合パフォーマンスグループ日本史上初となる6大ドームツアーも控えており、アニバーサリーイヤーにふさわしい盛り上がりを見せている。
こうしたAAAとしての活動はもちろん、現在メンバーたちのソロ活動も非常に精力的に行なわれている。例えば末吉秀太はShuta Sueyoshi名義で2月12日に3rdアルバム『prêt-à-porter』をリリース。『prêt-à-porter』は、AAAよりもブラックミュージック色が強い楽曲がベースになりつつ、「SO-RE-NA」のようなポップなナンバーや「KANAU」のような爽やかで前向きなナンバーまで詰め込まれた作品だ。しかし、どの曲にも「踊れる曲」という共通点があり、ダンスが得意な末吉のイメージにぴったり。MVが公開されている「SO-RE-NA」も、衣装やシチュエーションが絶えず変わっていく楽しさの他、ガシガシと踊る末吉も楽しめるようになっている。『prêt-à-porter』は聴くだけでなく、「見たい」「体験したい」と思わせてくれる心躍る作品になっているのである。さらに1月31日は、彼の趣味でもあるゲームに関連付けてYouTubeゲーム実況チャンネル『しゅーた。』も開設。様々な場で末吉ワールドを展開し始めている。
また、AAAの中でも長年独自の世界観を発信し続けているといえば、日高光啓ことSKY-HIだろう。2019年12月12日にはツアー『SKY-HI TOUR 2019 -The JAPRISON-』の映像作品をリリース。2020年1月31日にも8th配信シングル『Don't Worry Baby Be Happy feat. STAMP』、2020年6月17日は初のベストアルバム『SKY-HI's THE BEST』がリリースされる。『SKY-HI Round A Ground 2020』の茨城・栃木・新潟公演は新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑みて自粛となってしまったが、3月7日にはYouTubeチャンネル『SKYHICHANNEL』にてツアーとほぼ同内容をスタジオライブとして生配信しファンを喜ばせた。いつ休んでいるのかと疑問に感じるほどの活動ペースだが、Vlogの中で「ステージに立てる限り面白いものを作らないと、その時死んでしまう」と語っているように、SKY-HIの世界観が詰め込まれた作品を発信し続けることが、彼にとっての「通常運転」。そして、その姿勢に多くのアーティストが賛同し、面白がり、参加し、「SKY-HI」という存在がより大きく確固たるものに仕上がっていっているのだろう。