BTS V、ドラマ『梨泰院クラス』OSTが日本でもチャートイン 世界各国に広がる孤独と寂しさを癒す1曲に
BTSがアメリカのビルボード週間アルバムチャートで初の首位を獲得してから約2年。映画『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞で4部門を獲得したのが今年2月。そして「Sweet Night」はアメリカのiTunesトップソングチャートで1位に輝いた韓国初のOST曲となったわけだが、国際的にも韓国のエンターテインメントへの注目度がますます高まっている中で、元々K-POP/韓国ドラマ人気が高い日本では、その余波を受けてより一層この曲が浸透していくのは間違いないだろう。
なお、ドラマ『梨泰院クラス』が日本で配信開始されたのが3月28日。「Sweet Night」がバイラルチャートを駆け上ったのがその1週間後からで、ちょうど7都道府県に緊急事態宣言が出される間近のタイミングでもある。昨今の新型コロナウイルスによる外出自粛のムードを受けてNetflixの視聴率が上がっていることから、この時期に配信された作品が多くの視聴者の目に止まり、派生するように楽曲が聴かれていったことも多いに考えられるだろう。4月クールの民放ドラマの大半が放送延期になっており、誰もが新しいコンテンツに飢えているという実情も大きいかもしれない。
どちらにしても、この穏やかで切なさに満ちた楽曲が、日本をはじめとして世界各国で自主隔離を強いられた人々の癒しになっているのは紛れもない事実である。