SixTONES 髙地優吾×松村北斗、“ゆごほく”コンビの尊さ 長年築いた絆があるからこそのシンメ感

 こうして2人がシンクロするのは、強い心の絆があるからだろう。普段は、気心が知れているがゆえ、お互いをぞんざいに扱うこともあるが、ここぞという時に絆の強さを見せてくるのだ。例えば、まだ2人がジャニーズJr.の頃、『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)内コーナー「あなたにお手紙書きましょう」で、お互いに「もっとダンス頑張ろうね」(髙地)、「これから一緒に頑張っていこうね」(松村)と語ったことがあった。B.I.Shadowとして活躍していた当時も、2人は支え合っていたことが分かる。そして2020年5月号の雑誌『Myojo』に掲載されていた松村の10000字インタビュー。そこには「ジャニーさんが、俺に、“すごい相性のいいコがいるよ”って言ってくれたのが髙地だったよね。(中略)“ふたりはずっとペアで”って。だからこれからも一生一緒だね」という髙地へのメッセージが書かれていた。「一生一緒」、この言葉は長年活動をともにし、これからもともに生きていくからこそ出てくるのではないだろうか。そして、そこから松村が髙地に感じている絆も伝わってくる。

 パフォーマンスやテレビ、YouTube動画、雑誌などを見ていると、様々な“ゆごほく”ポイントを見つけることができる。もちろんその一つひとつじっくり味わうのもいい。だが、“ゆごほく”はそれだけでなく「2人の歴史に思いを馳せ、今の関係性をより深く味わう」ことでより深く楽しめるのかもしれない。

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