中居正広、バラエティで培ってきた共演者からの愛と信頼 ジャニーズ事務所退所を機に考える

「タモさんごめんー!」

 3月31日放送の『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)にスペシャルゲストとしてタモリが出演。この日は番組の放送開始から20年目に突入し、4時間のスペシャル放送だったこと、そして31日を以てジャニーズ事務所を退所する中居正広の門出を祝うかのようにも思えた。

共演者に愛される中居

 オープニングで、ゲスト陣が座る席に一つ空席があり、「遅刻かな?」と中居。笑福亭鶴瓶に向かって「これはタモさんね……あ、タモじゃないわ(笑)」とこぼしてしまうハプニングがあった。

 中居が「何で出てくれたんですか?」と聞くと、「20年突入でしょ、でこのメンツだったらやっぱりお祝いに来ないと」とタモリ。『笑っていいとも!』出演メンバーが揃っていたこともあったが、中居の門出を祝う気持ちもあったのではないか。

 番組ではタモリと中居の亡き父親が親しくしていたことを明かし、タモリが中居の父にキスしようとしたときの画像や、父親が入院した際にはタモリと笑福亭鶴瓶、松本人志の3人がお見舞いに来たこと、最期を迎えたエピソードなどが語られた。

 この他にも、昨年中居はナインティナイン・岡村隆史のラジオ番組にゲスト出演、『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)で出川哲朗とバイクで旅したり、反対に『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に二人をゲストに招いたり。『金スマ』では岡村と仲が悪かった頃のことまで明かした。

 駆け出しのタレントからベテラン芸人、スポーツ選手、アーティストなど、誰とでも、出演番組のジャンルも広く仕事をしてきた。その仕事ぶりは何万人の観客を前にパフォーマンスを披露してきたアイドルならではとも言える。

 中でも印象的だったのが、2014年3月31日に番組を終了した『笑っていいとも!』最終回の夜に放送された『笑っていいとも! グランドフィナーレ 感謝の超特大号』でのこと。明石家さんまやダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるずなど、東西のお笑い芸人が次々と登場した貴重な番組だった。局の計らいで芸人たちの出演のタイミングが調整されていたそうだが、明石家さんまの出演時にダウンタウンとウッチャンナンチャンが乱入、松本人志の一言で乱入を決めたとんねるずと爆笑問題。相次ぐ乱入でとんでもないお祭り騒ぎとなった場面で、さりげなく整理していたのが中居だった。

 お笑いの世界も東西で分けられることが多く、しがらみや確執のようなものが噂されていたが、それらを超えて渡り合っていた。ダウンタウンの浜田雅功は後に「中居が出てきて助かった」、松本も「あれまとめられんの中居くんしか(いない)」と評した。約20年レギュラー出演してきたこともあるだろうが、顔の広さに、誰であってもどんな状況でも仕切れる力と、中居が積み重ねてきたものが目に見えた一件だった。

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