なにわ男子、なぜメディアに引っ張りだこ? 人気急上昇の理由に迫る

売り出し方との絶妙なマッチ

 2018年の結成以降、なにわ男子は多くのプロデュースやPRの場を得てきた。始めは関ジャニ∞の大倉忠義と横山裕がプロデュースをして、地上波にも度々出演。そこから、大橋と藤原がバーチャルアイドル苺谷星空、海堂飛鳥の「あすかな」として活動をスタートさせたことで話題になり、ジャニーズファン以外にも「VTuberのようなことをやっているジャニーズがいるらしい」と認識され始めた。そして、西畑をはじめ道枝や長尾はドラマへも積極的に出演。こうして知名度を広げるためのレールを築いてきたのである。しかも、それによってメンバー一人ひとりの個性が際立ち、ひいてはグループのポテンシャルにつながったのではないかと感じる。

 最近、なにわ男子にあまり興味がなかった筆者の友人たちからも「あのキラキラ感はすごい」「あんなにアイドルなのに関西弁なのがかわいい」「今までの関ジュにいそうでいなかったグループ」と肯定的な意見が絶えない。多様化が進む今だからこそ、なにわ男子のような王道アイドルの需要が再び増えているのかもしれない。

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