関ジャニ∞ 大倉忠義と高橋優、リスナーと育んできた確かな友情 『大倉くんと高橋くん』最終回を聞いて

 少々こじらせて、めんどくさい自分に共感し、受け入れ合い、笑って過ごしたこの居心地のいい場所を、私たちは卒業する。だが、大倉が言うように、この青春はきっと望めばずっと続けられるものなのだろう。そう信じさせてくれるようなオリジナルソングを、最後に高橋が作ってきてくれた。2人一緒に歌おうと思っていたのだが「僕も歌ってみた結果、難しすぎて歌えません」と、大倉がカホンで参加する無理のなさも、実にこの番組らしい。

〈辛くなったら思い出す 君との日々を思い出す/部屋でダベるだけの夜を 何度も何度も/次会ったら何を話そう? 君の顔思い浮かべよう/また2人で笑い合える 約束をしよう〉

 高橋の公式Twitterに載せられた歌詞を見れば、この5年間がいかにかけがえのない時間だったかが伝わってくる。番組公式Twitterで披露された、スタッフのオリジナルTシャツ姿も、まるで学園祭のようだ。

 そう、別れは、次にまた会える日を楽しみに待つ時間のはじまり。愛しい時間を思い浮かべ、またいつか会えることを願える人たちがいるという人生も幸せなことだ。だから〈さよならは言わない 何も終わらない/また会える日までの 旅立つ約束〉。

 『大倉くんと高橋くん』がくれた楽しい時間を胸に、それぞれの人生を。いつか再会できるはず。その日がより楽しい時間になるように、過ごしていこうではないか。

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