ハルカミライ、マキシマム ザ ホルモン、My Hair is Badが360度ステージで激突! 原点と愛が交差した『ヨーロー大劇場 2026』

ハルカミライ×ホルモン×マイヘア幕張レポ

 ハルカミライはこれまで『ヨーロー劇場』というタイトルで単発イベントやツアーをやってきたが、今回は『ヨーロー大劇場 2026』。対バン相手は、八王子の先輩・マキシマム ザ ホルモンと、ハルカミライがライブハウスがふたつ入っているヨーロービルを主戦場としていた頃からよく対バンをしていた先輩バンド・My Hair is Bad。この日のアーティスト紹介の映像は、幕張メッセに入ると、その中にヨーロービルが鎮座するというものだった。まさにその通り、この日の幕張メッセは、ヨーロービルそのものだった。

 前日に『A CLASSIC CRATER 2012~2019』と銘打ち、幕張メッセ国際展示場 9・10ホールでワンマンライブを行ったハルカミライ。その360度のセンターステージはそのままに、『ヨーロー大劇場』も360度対バンライブとして行われた。トップバッターは八王子のヨーロービルの先輩・マキシマム ザ ホルモン。プロレスラーのようにカメラアピールをしながら入場ゲートをくぐり、センターステージへと進むと、「maximum the hormone」で全方位からの大歓声を迎え打つ。彼らが放つ熱と轟音はあっという間に会場を埋め尽くし、広くて天井も高いはずの幕張メッセは、Hachioji RIPSや八王子 Match Voxのような狭くて熱いライブハウスに様変わりした。

マキシマム ザ ホルモン(撮影=浜野カズシ)
マキシマム ザ ホルモン(撮影=浜野カズシ)
マキシマム ザ ホルモン(撮影=浜野カズシ)
マキシマム ザ ホルモン(撮影=浜野カズシ)
マキシマム ザ ホルモン マキシマムザ亮君(撮影=浜野カズシ)
マキシマムザ亮君(撮影=浜野カズシ)

 ナヲ(ドラムと女声と姉)が「ハルカミライもMy Hair is Badも歳は離れているが仲間だと思っている」と話したその後、この日ならではのスペシャルゲストとして橋本学(ハルカミライ / Vo)が呼び込まれる。すると、まずダイスケはん(キャーキャーうるさい方)が橋本の肩をガシッと掴み「覚えているかな、ハルカミライくんたちよ」と切り出す。ヨーロービル近くに停めていたマキシマム ザ ホルモンの機材車を、ハルカミライの機材車が擦って凹ませたというのだ。「メンバーから謝罪の声はあったが、保証の問題は解決していない」「俺たちの車もメンバーの心もまだ傷だらけなんだけど、どうしてくれる? 凹みっぱなし」と先輩からのお叱りを受けた橋本は、「ホルモンについた凹みを治すために、幕張のみんなで体で払うってことでいいですか」と幕張に集ったファンを味方につけて「川北猿員」でのコラボで“弁償”。ダイスケはんと向かいあったり、マキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)とハモったりと、プライスレスなコラボで幕張メッセを大いに沸かせた。さらにマキシマム ザ ホルモンは火のついた幕張に油を注ぐように「ロッキンポ殺し」や「握れっっっっっっっっっ!!」を続け、烈火の如くトップバッターを終えた。

マキシマム ザ ホルモン ナヲ(撮影=浜野カズシ)
ナヲ(撮影=浜野カズシ)
マキシマム ザ ホルモン 上ちゃん(撮影=浜野カズシ)
上ちゃん(撮影=浜野カズシ)
マキシマム ザ ホルモン(撮影=浜野カズシ)
マキシマム ザ ホルモン(撮影=浜野カズシ)
マキシマム ザ ホルモン、橋本学(ハルカミライ / Vo)(撮影=浜野カズシ)
マキシマム ザ ホルモン、橋本学(ハルカミライ / Vo)(撮影=浜野カズシ)
マキシマム ザ ホルモン(撮影=浜野カズシ)
マキシマム ザ ホルモン(撮影=浜野カズシ)

 インディーズ時代、ともにTHE NINTH APOLLOに所属していたMy Hair is Badとハルカミライ。椎木知仁(Gt/Vo)はハルカミライとの出会いから回想を始める。「今は違うけどメジャーのレーベルまで一緒で、どんな状況になっても先輩って呼んでくれて。あいつらの先輩やらせてもらってます」と胸を張った。マキシマム ザ ホルモンのあとという出番については「ホルモンのあと、やりづれえよ。だりいって(笑)」と笑いながらも「まっすぐな愛でこの出順にしてもらえてうれしいよ。誰とも比べられない、俺たちだけのロックバンドやって帰ります」と宣言。このMCのあとに「自分のこと好きって言ってくれる人のことを、俺はやっぱり嫌いになれないから」と添えて「ドラマみたいだ」を選曲するなど、この日のMy Hair is Badは、終始ハルカミライへのとてつもなく大きな愛に満ちたライブを展開していった。

My Hair is Bad(撮影=小杉歩)
My Hair is Bad(撮影=小杉歩)
My Hair is Bad 椎木 知仁(撮影=小杉歩)
椎木 知仁(撮影=小杉歩)

 「フロムナウオン」では椎木が即興で矢継ぎ早に言葉を畳み掛ける。「こうやって好き放題やりたかったんだ、あの頃も」「こんなことになると思わなかったよね。昔からずっと一緒にいたんだけど。覚えてる? 池袋のライブハウスでハルカミライを初めて見たときのこと。お金もなかったし、なんか時間もあるようでなかった。ただそこには気持ちだけがあったよね」「誰も想像しなかった未来が、いや、想像以上の未来が今ここにあるんだよ」「先輩らしく叩きのめすとかじゃなくて、抱きしめちゃおうかなって思ってんのよ」。椎木の言葉が溢れ出すように、山本大樹(Ba/Cho)と山田淳(Dr)も感情的な演奏で後輩への想いを伝えていく。そして椎木が「学! ハルカミライ! 今夜だけは後輩だとか仲間だとか友達とかやめて、ロックスターでいてくれよ」と託す。曲の最後には「大事なのは、楽しいことじゃなくて、うまくやることじゃなくて、続けていくことなんだね」と想像以上の未来で交差したこの日に感謝した。その後、幸せを歌った「いつか結婚しても」、「ハルカミライ、ホルモン、ここにいる全員に愛を込めて」との言葉から繋いだ「告白」と、最後まで抱きしめるような愛情深いライブでイベントに花を添えた。

My Hair is Bad 山本 大樹(撮影=小杉歩)
山本 大樹(撮影=小杉歩)
My Hair is Bad 山田 淳(撮影=小杉歩)
山田 淳(撮影=小杉歩)
My Hair is Bad(撮影=小杉歩)
My Hair is Bad(撮影=小杉歩)

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