chay、アーティストとしての集大成 ステージ上で花開いた10年分の努力と成果

chay、アーティストとしての集大成 ステージ上で花開いた10年分の努力と成果

 chayのライブはいつも衣装でも観客を楽しませてくれる。2月16日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて開催された全国ツアー『chay LAVENDER TOUR 2020』のファイナル公演では、6パターンの衣装を用意。衣装チェンジによって、観客に場面展開を伝える、演出の1つにもなっていた。

 真っ白い花をモチーフにした巨大なオブジェ(ペーパーフラワー)が飾られたステージに登場したchayの最初の衣装は、武部聡志がプロデュースを務めた最新アルバム『Lavender』と同じ、優美なラベンダー色のミニワンピースだった。言うまでもないことではあるが、改めて、20代後半の等身大の不安や葛藤をテーマにした等身大の3rdアルバムを引っ提げたツアーであることを象徴するような衣装で、青春の煌めきを閉じ込めた「大切な色彩(いろ)」で軽快にライブをスタートさせ、月9ドラマの主題歌としてヒットした「あなたに恋をしてみました」では、いきなりの大合唱が巻き起こった。

chay

  ここで、「ついにやってまいりました! みんなに会えることを心から本当に楽しみにしていたので、今日という日が迎えられて嬉しいです」とあいさつしたchayは、前作『chayTEA』から2年5カ月ぶりとなった最新アルバムについて「2年間という長い年月をかけて作ったアルバムになっています。やっとこうして、皆さんにお届けすることができて、すごく嬉しく思います」と感慨深げに語った。

 杏里「オリビアを聴きながら」や松田聖子「天使のウィンク」など、70年代のAORシーンで数々の名曲を生み出してきたシンガーソングライターの尾崎亜美が提供した「To Shining Shining Days」では観客のクラップに合わせて良質のシティポップをスムーズに歌い、全ての女の子に捧げる応援歌「Twinkle Days」ではバンドマスターの深沼元昭(PLAGUES、Mellowhead、GHEEE)と向き合ってエレキギターをかき鳴らし、「笑顔のグラデーション」ではキラキラに弾ける笑顔と歌声を届け、彼女がモデルを務める『CanCam』世代の若い女性で満員の会場の熱気を引き上げていった。

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